カブスの今永がメッツ戦で7回3安打無失点で無傷の5連勝。防御率0.78で全米トップに躍り出た(写真・AP/アフロ)
それほどまでに防御率0.78のカブス今永は凄いのか…チームメイトだけでなく敵将までが大絶賛「えげつない」「ピッチングができる」「10年前からMLBにいるみたい」
カウンセル監督は「彼は傑出していた。本当に力強い7イニング。困った場面はなく、サクサクした投球が爽やかだった」と評価した。
米スポーツサイト「ジ・アスレチック」によると、9回に鮮やかな中継プレーで今永の勝利が消えるピンチを阻止した途中出場の三塁手ニック・マドリガルは、こう今永を称えた。
「彼は何も怖がっていない。彼はただ男として自分の進む道をいく。彼の作品(投球)は信じられないものだ。あらゆる球種をどんなカウントでも投げる。球数も少ない。10年も前からメジャーいるみたいだ。不思議な話だ。彼はMLBに来たばかりなのにベテラン投手なんだ」
今永は横浜DeNAで8年のキャリア(通算64勝50敗)を積みポスティングでメジャーに移籍した。マドリガルの「10年も前からメジャーにいるみたい」の感想は間違っていない。
バッテリーを組んでいるアマヤも「初めて会った日からえげつなかった。自分を信頼し、自分の強みを信じて、どんなことでも実行できる。しかも自分を見失わずに楽しんでいる。彼はいつもそうしてきた」と今永を称えた。
味方だけではない。ニューヨークメディア「「AMニューヨーク」によるとメッツのカルロス・メンドーサ監督も、こう今永について語ったという。
「彼はピッチングができる。速球がいい。スプリットもかなり良いボールだ。彼は少しためらいがちに、塁上に走者がいない状態では、素早いテンポで投げ込み、打者のタイミングを狂わせる。全体的に今日の彼はかなり良かった」
敵将も今永の投球術に舌を巻いた。
今永の次回登板は、本拠地で6日(日本時間7日)から始まるパドレスとの3連戦になる予定だ。
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