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東京ドーム決戦を2日後に控えて公式会見で井上尚弥とネリが握手を交わす(写真・山口裕朗)
東京ドーム決戦を2日後に控えて公式会見で井上尚弥とネリが握手を交わす(写真・山口裕朗)

悪童”ネリが計量前日に55.34Kgリミットまで体重を落とす…5.6東京ドーム井上尚弥VSネリ世界戦の最大の懸念材料がクリアされる

 試合成立をネリ自身も確信できているのだろう。
 黒のサングラスに黒のコーデで会見に登場したネリは表情を変えずにKO勝利を宣言した。
「この戦いを長年待ってきた。メンタルも完璧。練習もパーフェクトにやってきた。メキシカンのボクサーとしての雄姿を見せたい。死を覚悟して戦いに挑む。井上がどんなボクサーかをわかっている。その上で勝利の確信がある。KOで必ず勝ちたい」
 対する井上は、今回の試合に向けて作った黒と白のツートンカラーのジャージで会見に臨み、ネリに、体重超過の不安がなくなったことを、こう受け止めた。
「いよいよこの日が来たなという思いでここに並んでいる。事前に(ネリの)体重が仕上がっていると聞き安心しているが、改めて目の前で見て非常にいい状態に仕上がっているなと思った。明後日は、とてつもない試合ができるんじゃないかと確信している。この試合はドームのメイン。エキサイティングな試合を見せたい。その中で必ずKOする姿を見てもらいたい」
 いらぬ雑音に振り回されることなく歴史的な東京ドームのリングに立てることが、モンスターにとって、なによりの朗報だろう。
 会見終了後に設定された恒例のツーショット写真の撮影が終わると、井上からネリに目を合わせて先に右手を差し出した。ニンマリと笑った井上に対してネリは無表情だったが、4団体王者に敬意を示してサングラスだけは外して握手に応じた。

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