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パキパキに仕上がった井上尚弥の肉体。死角など見つからない(写真・山口裕朗)
パキパキに仕上がった井上尚弥の肉体。死角など見つからない(写真・山口裕朗)

今日ゴング!本当に井上尚弥は東京ドームで“悪童”ネリを倒せるのか…陣営が見つけたネリの致命的欠陥と“万に一つ”の死角とは?

 飯田氏が、もう一つあげたのは、公開練習時にネリのトレーナーが明かした「井上のスパー相手を務めたメキシコ人から情報を集めた」という発言だ。
「もしそのパートナーが井上選手と重ねたスパーの中で見つけたクセを伝えたとしたら有効にはなる」という。
「ただ長いスパーリングの中で疲労が蓄積したり集中力が途切れたりするときに出る一瞬のクセは、よほど劣勢になったり集中力を失うときでないと試合の中では出ない。まして井上選手の集中力とスピード、足の動きを持ってすれば、そんなクセを狙っている間にパンチを浴びるでしょう」と飯田氏は続けた。
 井上尚弥に死角はない。
 4万を超えると予想される東京ドームの大観衆は、井上が「とてつもない試合」と表現する歴史的な瞬間の目撃者となるだろう。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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