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  • まだそれ言うか?「井上尚弥はそれほど強くなかった。世界最高の選手ではない」東京ドーム決戦でダウン奪うも6回TKO負けしたネリが“悪童”に戻って米記者に負け惜しみ…一方のモンスターは?
井上尚弥からダウンを奪うも6回TKO負けしたネリが負け惜しみ(写真・山口裕朗)
井上尚弥からダウンを奪うも6回TKO負けしたネリが負け惜しみ(写真・山口裕朗)

まだそれ言うか?「井上尚弥はそれほど強くなかった。世界最高の選手ではない」東京ドーム決戦でダウン奪うも6回TKO負けしたネリが“悪童”に戻って米記者に負け惜しみ…一方のモンスターは?

 ただ井上の今後について「彼はおそらく126(パウンド、フェザー級)、130(パウンド、スーパーフェザー級)まで上げることができる。すべては対戦相手次第だろう」と、6階級制覇までできる可能性に言及した。他の選手の試合をあまり見ないネリは、井上がフェザー級で対戦すれば面白いボクサーの名前を具体的にはあげなかったが、「彼は間違いなく、あの階級でも何かを成し遂げられる」と太鼓判を押した。それほど強くないと言ったり、フェザー級でも王者になれると言ったり…なんともややこしいボクサーである。。
 ネリは自らのXに「サヨナラ122(パウンド、スーパーバンタム級)」と投稿。
 フェザー級への転級を示唆したが、ディクソン記者の取材に対しても「(この試合でダウンを奪ったことで私の評価が上がったのなら)それに乗じて次の試合でもっといいところを見せなければならない。122(パウンド、スーパーバンタム級)でも、126(パウンド、フェザー級)でも(ベルトを)統一したい。私はもっとできるはずなんだ」と、フェザー級転級を視野に入れ、3階級制覇どころか、ベルトの統一を目標に掲げた。同記者は「フェザー級に上げる可能性は高く、彼は体重が増えるにつれ強くなると信じている。彼は35勝(27KO)2敗の成績だ」と解説した。
 ネリはこの日、共に来日した恋人と3人の娘を連れて東京ディズニーランドに出没した。練習嫌いだったネリは、井上戦に向けて生活態度も改めたという。
 ネリは「そんなこと(昔の怠惰な自分)は全部捨てたよ。今は自分のキャリアに集中する時。3人の娘がいて結婚も決まっているので状況は変わった」
 来日した際に恋人と娘の存在を公表することを避けていたネリだが、正式に籍を入れることを決意したようだ。
 だが、同記者の「これからは“悪童の”イメージを捨てるのか?」という質問に「いや、オレは相変わらず悪童だ。昨日の試合でオレはそれを示した。僕は(スティーブン・)フルトンや、他の選手のように逃げ回るためにここに来たわけではない。戦いに勝つためにここに来たんだ」と豪語したという。確かに完敗した井上を「世界一ではない」とディスるのは“悪童”だ。

 

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