• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 「井上尚弥はレベルの高い相手と戦っていない」「フェザー転向を恐れている」リング誌PFP1位に輝いたモンスターに一部米メディアが的外れな“とんでも”批判…ネリ戦衝撃を示す証拠?!
東京ドームでネリを沈めた井上尚弥が権威あるリング誌のPFP1位に選ばれたがケチをつけてくるメディアも出現(写真・山口裕朗)
東京ドームでネリを沈めた井上尚弥が権威あるリング誌のPFP1位に選ばれたがケチをつけてくるメディアも出現(写真・山口裕朗)

「井上尚弥はレベルの高い相手と戦っていない」「フェザー転向を恐れている」リング誌PFP1位に輝いたモンスターに一部米メディアが的外れな“とんでも”批判…ネリ戦衝撃を示す証拠?!

 ディエゴ・モリージャ氏も「井上が新しいNo.1になるべきだと信じている。クロフォードは並外れたファイターだが、井上は彼をさらに特別な存在にするパワーと気概を持っている。彼がネリを倒したコンビネーションは、他のファイターならば放つことができなかっただろう。彼は全く違うカテゴリーにいる。ここ数年の彼の記録がそれを物語っている」と評価するなど8人が井上支持に回った。
 ただヘビー級の3団体統一王者のウシクが5月18日にサウジアラビアでWBC世界同級王者のタイソン・フィーリー(英国)と4団体統一戦を行い、スペンス戦以来、リングに立っていなかったクロフォードもスーパーウェルター級に階級を上げて8月24日にWBA世界同級王者イスライル・マドリモフ(ウズベキスタン)に挑むため「ウシクは数週間後に1位の座を奪うチャンスがある。8月に試合をするクロフォードもそうだ。でも今のところ井上がキングだ」(マイケル・モンテロ氏)という意見が多くを占めた。試合内容次第では、井上の天下が再び短命に終わる可能性もある。結局、投票結果は、8対2で井上が2年ぶりにPFP1位の栄誉を手にすることになった。
 だが、このPFP1位に疑念を投げかける声もあった。
 米専門サイト「ボクシングニュース24」は「井上がリング誌のPFPで1位になった、しかし彼の記録は1位にふさわしいのか?」との見出しを取り「クロフォード、ウシク、カネロ(スーパーミドル級の4団体統一王者サウル・アルバレス)よりも、井上をPFP1位に選んだリング誌の決断は、井上が過去過去5年間、レベルの高い相手と戦っていないため疑問視されている」と伝えた。
「しかも井上は安泰なスーパーバンタム級に留まり彼を食い物にするサメと相まみえることになるフェザー級への転級を回避している。井上は本当の挑戦を恐れているのか。井上は実際に誰を倒しているのか」と難癖をつけた。
 同サイトは、2019年からの5年間に井上が戦ってきた10人のボクサーを羅列。その対戦相手に文句をつけたが、井上はここまでバンタム級、スーパーバンタム級の王者、最高トップと対戦しており、対戦を回避したような相手は1人もいない。

 

関連記事一覧