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サウジ王族がぶちあげた井上尚弥vs“KO率93%”デービスとのドリームマッチにアラムCEOが異論!(写真・山口裕朗、AP/アフロ)
サウジ王族がぶちあげた井上尚弥vs“KO率93%”デービスとのドリームマッチにアラムCEOが異論!(写真・山口裕朗、AP/アフロ)

重要人物が異論!「井上尚弥VS“最狂”デービスは現実離れし過ぎている」“モンスター”陣営のアラムCEOがサウジ王族提言のドリームプランを疑問視

 同じく米専門サイト「ボクシングニュース24/7」も「これは非現実的」との見解を伝えた。
「井上は身長が低く108パウンド(48.97キロ、ライトフライ級)からプロキャリアをスタートさせた。140パウンド(63.50キロ、スーパーライト級)でボクシングをしてきたデービスに比べると小さすぎる。130パウンド(58.97キロ、スーパーフェザー級)での戦いでさえ不公平だし、そもそも、これはデービスが同意しない体重だ」
 一方で批判的記事の目立つ米専門サイト「ボクシングニュース24」は、ライト級で戦えるという“的外れ”な議論を展開させた。
「ガーボンタは井上との戦いのために気絶するほど減量するつもりはない。井上は格下相手との戦いを堪能しておりデービスとの対戦に同意すれば、いきなりキャリアで初めて本物の殺し屋と対戦することになる。井上は135パウンド(61.23キロ、ライト級)でデービスと戦うのに十分な大きさがある。彼の通常体重が140パウンド(63.50キロ)台だと言っている人もいるので、デービスに対抗できる。だが、彼は才能のあるデービスと戦えば、彼の人気を危険にさらすことになる」
 サウジアラビアにはオイルマネーをバックにした桁外れの資金力がある。井上はネリ戦でスポンサーフィーなどを含めて10億円とも言われるファイトマネーを手にしたようだが、デービス戦が実現すれば、それは20億円を超えてくる可能性がある。もちろんデービスにも同等の条件が示されるため厳しい減量に応じる可能性も捨てきれない。
「3キングスボクシングワールドワイド」は、「アラリシク氏の影響力は急速に強まっている。表面的には井上とデービスが対決する可能性は極めて低いように思われるが、この長官が実現の方法を見出し、それを実行できるなら、近年のボクシング界での大事件のひとつになるだろう」と期待を寄せているが、世界中の関係者やファンが、“最強”モンスターvsKO率93%の“最狂”デービスのドリームマッチの行方から目が離せなくなっている。

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