巨人の戸郷が甲子園の阪神戦でノーノーの偉業を達成(資料写真)
なぜ巨人の戸郷は“ひょい投げ投法”で甲子園でのノーノーを達成できたのか…SNSでは及川の投ゴロのエラー判定を巡り論争起きる
一方の岡田監督は、ゲームセットの瞬間、薄笑いを浮かべた。
スポーツ各紙の報道によると「しゃあないやん。打てへんねんから」と振り返ったそうだ。
4番の大山の打率は.209と上がってこず、9回に唯一の四球を選んだ“恐怖の8番打者”木浪も3試合ヒットがなく打率は.216。今季初先発となる及川がマメを潰すアクシデントで5回途中で降板したが、1失点に抑えて、中継ぎ陣も追加点を許さなかった。自慢の投手力でプレッシャーはかけたが、今の打線の状況では屈辱を味わっても仕方がない。
岡田監督は前監督時代の2006年9月16日に中日の41歳1か月の山本昌にナゴヤドームで最年長ノーヒットノーランを許した経験がある。だが、翌日のゲームで現在投手コーチの安藤優也が7回3分の2を無失点、ジェフ・ウィリアムス、藤川球児とつなぎ、金本知憲の2ランで奪った2点を守り2-0の完封リレーで勝利している。
岡田監督は「バッターがどれだけ奮起するか」と語り、チームに勢いをつける大記録をやってのけた戸郷は「次から交流戦が始まりますので、何とかジャイアンツを首位に持っていきたいと思います」と誓った。次なるドラマはもう始まっている。
今日25日の伝統の一戦の第2ラウンドは阪神が今季初登板となった18日のヤクルト戦で5回無失点の好投を見せたビーズリー、対する巨人は0勝4敗でまだ白星のない赤星が先発する。