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ACL決勝で惨敗した横浜F・マリノスのキューウェル監督が試合後に「レフェリーに(試合を)崩された」と激怒した(資料写真:西村尚己/アフロスポーツ)
ACL決勝で惨敗した横浜F・マリノスのキューウェル監督が試合後に「レフェリーに(試合を)崩された」と激怒した(資料写真:西村尚己/アフロスポーツ)

「レフェリーに崩された」ACL決勝で惨敗した横浜F・マリノスのキューウェル監督が“中東の笛”に激怒!…コメント一部通訳されず

 ゴール裏のスタンドには、マリノスのファン・サポーター約2000人がはるばる駆けつけていた。試合中にはチャントを含めて、大声をUAEの夜空へ響かせていたファン・サポーターへ向けて、キューウェル監督は再び声を絞り出している。
「遠くまで多くのサポーターが来てくれて本当にうれしかった。そして、このような残念な結果にはしたくなかった。それがすべてだと思っている」
 しかし、試合は前半開始直後からアル・アインに主導権を握られ続けた完敗だった。
 現役時代はアルゼンチン代表の点取り屋として活躍した、エルナン・クレスポ監督(48)に率いられるアル・アインは、システムを第1戦の[4-2-3-1]から[4-1-2-3]に変えてきただけでなく、ハイプレスでマリノスの攻撃を寸断した。
 さらに最終ラインの背後を狙うパスを駆使した攻撃を多用し、先制点もカウンターから奪っていた。マリノスに生じた焦りはVARを介して宣告されたPKや、守護神ポープの一発退場でさらに膨らんでいき、最終的には自滅してしまった。
 指揮官に続いてフラッシュインタビューに応じた右サイドバックの松原健(31)も、自戒の念を込めながら「アジアの壁、というのを知りました」と振り返っている。
「僕たちは最善の準備をしてきたつもりですけど、そのなかでこうして結果が出ない、ということはやはり何かが足りない。本当にそれに尽きると思います。一人ひとりのメンタリティーをもっともっと強く持たなきゃいけないし、10人になったとしてもチームがバラバラにならずに、もっともっとまとまる必要があった」
 アカデミーからのマリノスの生え抜きで、ACL制覇にかけてきたチームの歴史を知るキャプテンのMF喜田拓也(29)も、必死に前を向いた。
「簡単ではないことだけど、それでも僕たちはやらなきゃいけない。この悔しさをかみしめて、しっかりと胸に刻んで糧にして、前を向いていきたいと思う」
 一夜明けた今日26日に帰国するマリノスは、ACLを勝ち進んできた関係で未消化になっているJ1リーグのカードが、ミッドウィークに組まれていく過密日程とも戦っていく。衝撃的な敗戦から中3日の29日には、ホームで柏レイソル戦が待っている。

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