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井上尚弥に次から次へと“挑戦状”が舞い込んでいる(写真・山口裕朗)
井上尚弥に次から次へと“挑戦状”が舞い込んでいる(写真・山口裕朗)

「井上尚弥、拓真に勝てる」「欠点を見つけた」桜庭和志を崇拝するバンタム級世界ランカーと無敗のフェザー級有望株ボクサーが名声を求めてモンスターへ“挑戦状”

モンスターへの挑戦状を叩きつけたボクサーはまだいる。
 これも「ボクシング・シーン」が報じたもので、1階級上のフェザー級の世界ランカーで、同メディアが「最も期待される有望株一人」と評価するキャリントンだ。
「来年までに世界王者の地位を確立して見せる。多くの人がオレと井上尚弥の試合を見たいと思っている。それは2人のファイティングスタイルがマッチするからだ。それは天国のような試合になるだろう。奴がこの階級に上がってくるのを待つ」
 キャリントンは、3年前にプロデビューして11勝(7KO)の戦績を残している超好戦的な“KOマシン”。来年にも世界挑戦する計画を練っていて王者になって井上尚弥が転級してくるのを待ち構える考え。キャリントンは、続けて、こう豪語した。
「オレは彼(井上尚弥)と戦う準備ができている。オレは彼との対戦を熱望してきたが、失礼な言い方をしてきたわけではない。オレは自分の能力を100%信じているし、彼の欠点もわかっている。オレの武器を利用して、それをさらけ出してやる。それはとてもシンプル(な戦略)だ。もちろん今は少し時期尚早であることはわかっているが、その試合は、何十年にもわたって人々の記憶に残り、孫たちの代にまで語り継がれるような大きな戦いの一つになるだろう」
 キャリントンも、またこの8日(日本時間9日)に米国ニューヨークで23勝(12KO)3敗のエンリケ・ビバス(メキシコ)と対戦する。その試合をクリアすれば、さらに世界ランクがアップするだろう。
 もはや井上尚弥は、世界中のボクサーからの憧れの存在となっている。これまでIBF世界フェザー級王者のルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)からも挑戦状を叩きつけられている。その強さだけでなく、ネリが挑戦者でありながら、100万ドル(約1億5500万円)を超えるビッグマネーを手にしたことが魅力なのだろう。だが一方でWBO&IBF同級1位で指名挑戦権を得ているのにもかかわらず、恐れをなして9月の対戦オファーを拒否し、7月の調整試合を優先したサム・グッドマン(豪州)のようなボクサーもいる。井上尚弥は9月に元IBF世界同級王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)と防衛戦を行う予定だ。

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