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「Uber Eats」の配達員をしていた水原被告だがスクープ写真がもとで“クビ”になった(写真・AP/アフロ)
「Uber Eats」の配達員をしていた水原被告だがスクープ写真がもとで“クビ”になった(写真・AP/アフロ)

米紙スクープ直後に急展開!なぜ水原一平被告は「Uber Eats」配達員の職を失ったのか…数年前から秘密裏にデリバリーをしていたという衝撃情報も

 米連邦当局に銀行詐欺罪で訴追された水原被告は4月12日にロサンゼルスの連邦裁判所に出廷し、2万5000ドル(約380万円)の保釈金で保釈された。その際、大谷との接触禁止や、賭博行為やカジノへの立ち入り禁止、ギャンブル依存症を治療するプログラムに参加することなどの保釈条件がつけられ、その中のひとつに「就職活動を行い、仕事を続けること」と命じられていた。またカリフォルニア州中部地区の管轄区域内に留まるように指示されていたため、近場での仕事として「Uber Eats」の配達員を選択したものと見られていた。
 もちろん無職となり生活費を稼ぐ目的もあったのだろう。
 だが、「数年間、配達員をしていた」という広報担当のコメントが事実だとすると保釈条件だけが理由ではなかったのかもしれない。
 エンゼルス時代に通訳として30万ドル(約4600万円)以上の給料を球団からもらい、大谷からも別途多額の“マネジャー料”を支給されていたにもかかわらず、違法なスポーツ賭博にどっぷりとのめりこみ、借金まみれになったことで日銭に困り、通訳の仕事のないオフシーズンに「Uber Eats」で配達員をしていたのだろうか。
 訴追状では大谷銀行口座から不正に盗んだ約32万ドル(約5000万円)を使い、転売目的で大谷やヨギ・ベラなどのベースボールカードを100枚近く購入していたことも明らかになっていた。
「NBC4」によると、水原被告は罪を認めて司法取引に応じており、大谷に総額約1700万ドル(約26億5000万円)の賠償金を支払う必要があり、日本の国税庁に相当する内国歳入庁「IRS」には100万ドル(約1億5600万円)以上の追徴金を支払わねばならないという。ただこれらの金額は10月25日の判決前に変更される可能性もある。
 銀行詐欺罪は、最大で30年、虚偽の納税申告の罪では最大で3年の刑が科せられることになっているが、司法取引により軽減されるものと見られている。いずれにしろ服役を科せられることは間違いないと予測されているが、判決が出るまでの間に“次なる仕事”を見つけなければならない。彼が犯した罪の大きさと影響力を考えると自業自得かもしれないが、再出発へはイバラの道が待ち受けている。

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