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井上尚弥が米国ニューヨークの表彰式から帰国した。2023年の年間最優秀選手「シュガーレイロビンソン賞」の盾を披露
井上尚弥が米国ニューヨークの表彰式から帰国した。2023年の年間最優秀選手「シュガーレイロビンソン賞」の盾を披露

なぜ井上尚弥は注目のフェザー級挑戦を2026年に設定したのか…「スーパーバンタム級であと4、5試合」…9月対戦相手はTJドヘニーで1本化

 スーパーバンタム級でのあと4、5試合についても、モンスターの相手にふさわしい候補が残っているのか?という議論もある。この日、9月の防衛戦相手が、WBO&IBFの同級1位の指名挑戦者サム・グッドマン(豪州)ではなく東京ドームの第1試合でルイス・ネリ(メキシコ)が体重超過した際のリザーブ選手として出場して豪快にKO勝利したTJ・ドヘニーに1本化されたことが明らかになった。
 それをクリアすれば12月の対戦候補としては、7月の調整試合を優先させて敵前逃亡したそのグッドマン、元WBA&IBF世界同級王者で、WBAの指名挑戦権を持つムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が控えており、大橋会長は、元3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の名前も候補の1人としてあげている。
 また全米で対戦を熱望する声が多いWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)との対戦もスーパーバンタム級でのラストマッチとして浮上してくるかもしれない。そう考えるとスーパーバンタム級での4、5試合の対戦候補にも強者が揃う。
「ニューヨークでは時間がなくて、ほとんどホテルにいたので他のエピソードはないですよ」
 モンスターは、そう言って記者団に笑いを提供して帰宅を急いだ。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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