「井上尚弥とのドリームマッチを実現したい。その前に井岡一翔と統一戦を」PFP9位“軽量級新怪物”の元2階級制覇王者ジェシー・ロドリゲスが2人の日本人スターとの対戦を熱望
ロドリゲスは井岡が2度戦った元WBA世界ス―パーフライ級王者ジョシュア・フランコの弟。ドローに終わった2022年大晦日の統一戦も、兄が体重超過したあげくに判定で敗れタイトルを奪われた再戦も、セコンドの1人としてサポートしていた。目の前で井岡の戦いを見てきただけに、その超一流のテクニックと戦略でマルティネスに勝利すると予想しているのかもしれない。
その上で「(井岡とマルティネスの勝者との対戦には)興味がある。可能な限りベストな試合をしたい。もし彼(井岡)が(井上戦のために)邪魔になるのなら(井岡戦を)実現させよう。僕は東京が大好きだから東京で実現させよう」と、井岡対マルティネス戦との勝者との統一戦を熱望した。
だが、その前にエストラーダという最強王者が立ちはだかる。34歳のエストラーダは、1年6か月ぶりのリングで、前戦は、ロマゴンとの3度目の対戦で判定勝利したが、攻撃の時間を長く作れないなどの衰えが指摘されていた。井岡も「ロドリゲス戦はエストラーダにとって厳しい戦いになると思う」と予想していた。
ロドリゲスはこう語る。
「エストラーダとの試合には、再戦条項もあるので、もし彼(エストラーダ)が望むなら2度目の試合もあるだろう。(エストラーダ戦の次に)マルティネスと井岡の勝者との対戦が理想的なプランだが、その統一戦の前にもう1試合戦わなければならなくなっても何の問題もない」
エストラーダに勝った場合もすぐに井岡対マルティネスの勝者との3団体統一戦に進むわけにはいかない事情があるようだ。そうなるとロドリゲスが熱望する井上とのドリームマッチの実現はかなり先になる。井岡という大きな壁も立ちはだかるだろう。
それでも同メディアは「彼の言動が彼の気持ちを忠実に表しているとすれば、ジェシー“バム”ロドリゲスがどんなことを実現しても不思議ではない。たとえ日本の東京で彼が井上尚弥と戦うことさえも」という言葉で記事を結んでいる。