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「シティコネクトユニホーム」の大谷翔平が3試合連続の特大の23号2ランを放つ(写真・AP/アフロ)
「シティコネクトユニホーム」の大谷翔平が3試合連続の特大の23号2ランを放つ(写真・AP/アフロ)

「いつも『ワオ!』って感じだ」ド軍エースが語る大谷翔平の3試合連続の特大23号2ランに対するチームメイトの反応

 ドジャースの大谷翔平(29)が22日(日本時間23日)、本拠地ドジャースタジアムで行われた古巣エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場し3回無死一塁から3試合連続となる特大の23号2ランを放ち、チームの7-2勝利に貢献した。6月だけで450フィート(137.2メートル)を超える特大弾は4本目となり、1か月4本は史上3人目の快挙だという。8勝目をマークしたエースのタイラー・グラスノー(30)とデーブ・ロバーツ監督(52)は、頼れる“7億ドル”の男を大絶賛した。

 139.9m弾を大谷は「いい眺めだった」と自画自賛

 大谷が初めて袖を通したユニホームは特別仕様の「シティコネクトユニホーム」。本拠地を置く街の文化とコミュニティを反映するデザインで、2021年から各チームで採用されているもの。ドジャースのそれは下地には、カラフルな星が散りばめられていて、その色はドジャーススタジアムの様々な椅子のカラーと同じだという。
 0-0で迎えた3回だった。先頭のギャビン・ラックスが先制の2号ソロ。さらに9番のキャバン・ビジオが意表を突くセーフティーバントで大谷につなげた。軸足の角度と位置を確認するためにバットをホームから三塁へのラインに合わせて置く新ルーティンを行ってから打席に入った大谷は、2ボールから、右腕のザック・プリーサックがインローへ投じた136キロのスライダーを一閃。打球角度24度、打球速度115.5マイル(186キロ)で放たれた打球は、右中間のパビリオン席まで飛んでいった。飛距離は459フィート(139.9メートル)。
「打球速度的には素晴らしい打球だった。いい角度で、いい眺めだったなと思う」
 試合後にフィールド上でスポーツネットLAのフラッシュインタビューを受けた大谷は珍しく3戦連発の23号2ランを自画自賛。ロサンゼルスタイムズ紙は「ラインドライブのロケット弾」と評した。
 MLB公式サイトによると、6月に入って9本と大爆発している大谷は、18日のロッキーズ戦で放ったマンモス級の476フィート(145.1メートル)の一発を含め4本が450フィート(137.2メートル)を超えている特大弾。2015年にスタットキャストが導入されて以来、1か月に450フィート超え4発は、1か月に5発を放っているレッドソックスのトレバー・ストーリー、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンに次ぐ史上3人目の快挙。また大谷の450フィート超えは今季6本となり、それはドジャースの球団記録をすでに2本更新しているという。
 打たれたプリーサックは、大谷と入れ違いでエンゼルスに加わった右腕。オレンジカウンティレジスター紙によると、「投球をプレート上に入れ過ぎた。彼は良いスイングをした。ボールをよく見ていた。彼は、この2週間でOPSを2.000くらいにしている。あの状況では、彼にもう少し厳しい投球をするべきだった」と頭を抱えたという。
 決して絶好のホームランボールではなかったが、今の大谷は少しのコントロールミスも許されない“ゾーン”状態にある。
 大谷の2ランで3-0とリードを広げ、この回、さらに1点を追加して古巣とのフリーウェイシリーズの主導権を握った。

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