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5月17日のドジャース戦でもレッズのデラクルーズは憧れの大谷に話しかけた(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
5月17日のドジャース戦でもレッズのデラクルーズは憧れの大谷に話しかけた(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

もはや大谷翔平の存在は神?!メジャーで“最も速い男”デラクルーズが米球宴で憧れのショウヘイと会話をするため日本語を学ぶ

 メジャーリーグのオールスターゲーム(日本時間17日・テキサス州アーリントン)に初出場するレッズのエリー・デラクルーズ遊撃手(22)が、夢舞台でDH部門で最多投票を獲得した大谷翔平(30)と会話するために日本語を学んでいることを明かした。シンシナティのFOX19など複数の米メディアが報じたもの。デラクルーズは現在両リーグトップの43盗塁をマークしているメジャーで“最も速い男”。オールスターで大谷と日本語で会話することで、様々なことを学びたいとの狙いがあるそうだ。

 5年後に大谷と一緒にプレーするためドジャースへ移籍?!

「オールスターでショウヘイ(大谷)と話をするために日本語を学んでいる」 
 メジャーリーグで“最も速い男”として注目を集めているレッズのデラクルーズから大谷へ意外な“ラブコール”が届いた。
 今季は、ここまで90試合で両リーグトップの43盗塁をマーク。昨年は、一打者の打席間に、二盗、三盗、本盗を決めて話題を集めた。30フィート走の数値がメジャーで最も優れているデラクルーズが、選手間投票で選ばれたドジャースのムーキー・ベッツが骨折で辞退したため繰り上げで、初のオールスター出場を決め、地元シンシナティの放送局の「オールスターで誰と話したいか?」の質問に冒頭のコメントを残したのである。
 さらに「本当に?」と突っ込まれると「学べるかどうかは分からないが、努力している」と答えた。
 ドミニカ共和国出身のデラクルーズの母国語はスペイン語で通訳をつけているが、3月28日の開幕前日会見では、初めて英語のみで質疑に応じた。その際、こう語っている。
「皆さんと話をするために英語をたくさん勉強した。いい仕事をしたと思う。(英語での会見は)僕にとって重要なことだ。皆さんやファンが僕を理解し、僕もファンを理解することが重要なのだ」
 スポーツイラストレイテッド誌は、「レッズの新星は、大谷とオールスターで話をするために日本語を学ぶことに、この会見と、同じレベルで努力している。これは世界最高の野球選手の一人に敬意を表する、名誉ある行為だ」と評価。「大谷は英語を話せるが、日本語の会話の方が得意」と付け加えた。
 デラクルーズは昨年もエンゼルス戦で大谷が二塁ベースに到達した際に本物かどうかを確かめるために、その体を指でツンツンしたエピソードで有名になった。それだけ大谷への憧れと尊敬の念がある。
 スポーティングニュースは、「通訳を介していようがいまいが、デラクルーズは、大谷との時間を共有することで、日本のスターを2度のMVPに導いた洞察力を吸収する準備ができているようだ」と、デラクルーズが日本語を学んでいる理由について解説した。
 二刀流でMVPを2度獲得。現在ドジャースの1番打者として、28本塁打でナリーグのトップを独走。打率.315は1毛差で2位、打点も65で7点差で2位につけている大谷の存在感は、もはや“神レベル”なのだ。
 ただ、デラクルーズのこの発言をレッズファンは快く思っていないという。スポ―ティングニュースによると、5月にドジャースタジアムでのドジャース戦で活躍した際に、「ああ、ここは俺の街だからな。ここが俺の街であることは知っているだろう」とコメントしたそうだ。
 ドミニカ共和国から初めて米国に来たときに、最初に暮らしたのがロサンゼルスで、アマ時代には、ここで力を磨いた。
「レッズのファンは、シンシナティがロサンゼルスの市場と競争しても勝てないことを知っているので、ドジャースが将来デラクルーズを“彼の街”に呼び戻すことに懸念を持っているのかもしれない」
 同メディアはFAでデラクルーズがドジャースに移籍することをファンが心配していることを伝えた。
 デラクルーズがFA権を得るのは2029年オフ。この時点で大谷とドジャースの契約は、まだ4年残っており、デラクルーズが、移籍先に憧れの大谷のいるドジャースを選択しても不思議ではない。
 果たしてデラクルーズは、オールスターで、大谷と日本語でどんな会話をするのだろうか。

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