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パリ五輪のボクシング競技で日本代表が着用するユニホームは赤外線盗撮を防ぐ画期的なものだが、女子は1人も出場せず
パリ五輪のボクシング競技で日本代表が着用するユニホームは赤外線盗撮を防ぐ画期的なものだが、女子は1人も出場せず

赤外線盗撮防止新素材の画期的ユニホームを開発もパリ五輪ボクシング女子代表が1人もいない“トホホ”…ただ女子バレー代表は同素材ユニホームを着用

 

 6月23日に連盟の新会長に就任したばかりの仲間達也会長は「高いレベルで競い合える選手層の薄さが五輪代表を逃した原因のひとつ」と分析した。新会長は、連盟が取り組む指針のひとつに「女子競技者の増加」をあげており、一部階級でのインターハイの開催、18歳の選手のエリートシニア枠での国体出場など、女子選手の大会を増やし競技人口の増加に焦点を合わせることを明かしている。
 ただ今回の盗撮防止の新素材の開発は無駄にはならない。
「女子バレーの代表チームのユニホームにも、この素材が使用されています。女子アスリートへの性的ハラスメントを撲滅するためへの努力を今後も我々サプライ側は続けていかねばならないと思っています。ボクシング女子代表には、次のロス五輪でさらに進化したユニホームを使用してもらえれば」とミズノの担当者。
 女子バレーも盗撮のターゲットにされている競技のひとつ。赤外線撮影を防ぐ新素材を使用したユニホームは、選手が競技に集中し、パフォーマンスをアップする手助けとなるだろう。
 またボクシングの代表ユニホームの素材は、赤外線カメラの盗撮をシャットアウトするだけでなく、吸水速乾性に優れ、汗の出やすいボクシング競技にとって、理想的なものとなっている。そして今大会でミズノが他競技の代表ユニホームも共通で展開している「MUGEN CONCEPT」を取り入れたデザインが採用されている。
 ブルーのカラー、日本書体の“払い”で「静かなる強さ(心)」、有機的デザインで「しなやかな強さ(体)」を表現、幾何学的な造形で、自信を想起させる「JAPAN」のフォントで、無限の可能性を示したものだ。ボクシングの公式戦ウェアには、色々な規制があるため、控えめなデザインにはなっているが、71キロ級の金メダル候補のセオン岡澤(INSPA)、57キロ級でメダルを狙う原田周大(専修大)には、この“勝負服”でパリ五輪のリングで大暴れしてもらいたい。

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