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元WBA&IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフが井上尚弥の選択を批判(写真・AP/アフロ)
元WBA&IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフが井上尚弥の選択を批判(写真・AP/アフロ)

「井上尚弥は私との戦いから逃げている」モンスターの9月次戦相手に指名されなかった元WBA&IBF王者アフマダリエフが怒りの猛烈批判…16日に発表会見

 

 アフマダリエフのマネージャーであるヴァディム・コルニーロフ氏も、こう批判した。
「急ぐ必要はないが、この戦いが実現するとは思わない。井上は今ドヘニーとの簡単な戦いを探しているようだ。12月には(アフマダリエフとの指名試合とは)別の方向へ行くか、階級を変えてアフマダリエフとの戦いを避けようとすると思う。サウジアラビアの興行では、最高の選手が最高の選手と戦っている。井上とアフマダリエフの対戦は、最高の選手が、このクラスで最高の選手の1人と戦う試合のひとつだ。すでに何度も倒されている選手と戦うのではなく、自分が最高であることを証明できる場所だ」
 井上陣営がドヘニー戦を固めた後にスーパー王者には18か月の指名期限があるにもかかわらず、違和感のある指名試合を指令してきたWBAのベルト返上を検討していることから、アフマダリエフ陣営は、12月の防衛戦の相手にも選ばれないことを危惧している。ただ12月の対戦候補であるグッドマンは10日に豪州で行われたWBC8位のチャイノイ・ウォラウト(タイ)との調整試合に3-0判定勝利したが、左手を骨折したことが判明。12月に間に合わない可能性も浮上している。
 同誌は「WBAの指名挑戦者であるアフマダリエフとコルニーロフ氏の主張も一理ありドヘニーよりも価値がある」とした上で「ただTJドヘニーは、我々のランキングで8位のファイターであり、2018年に岩佐亮佑を判定で下して、IBF世界同級のベルトを奪うなど、日本人選手に4勝0敗の成績を残していて、日本ではよく知られている。直近の3試合は、すべて(4ラウンド以内の)早期決着している。良い勝ち方をしているとはいえ、井上は大きなステップアップをするだろう」との見解を示した。
 スーパーバンタム級に限らず、下の階級や上の階級の世界中の猛者たちからの対戦希望が相次ぐ我らがモンスターは、アフマダリエフの訴えにどう反応するのだろうか。

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