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  • 超破格の賞金総額2億円のミドル級大会のなんともトホホな開催前夜…国内配信&放送は無しで前日計量の国内取材記者はたったの2人?!
竹迫(左)とディキンソン(右)はフェイスオフで火花を散らした。トーナメント優勝者に贈られるベルトも作られた
竹迫(左)とディキンソン(右)はフェイスオフで火花を散らした。トーナメント優勝者に贈られるベルトも作られた

超破格の賞金総額2億円のミドル級大会のなんともトホホな開催前夜…国内配信&放送は無しで前日計量の国内取材記者はたったの2人?!

 

 また6月3日の大会開催の会見以来、公開練習などの広報宣伝活動はほとんど行われておらず、この日の計量&会見の取材に来た国内メディアは、DAZNスタッフを除くと筆者が確認できたのはたったの2人。計量後の会見も、再計量が必要なコンウェイが不在だったことを理由に、外国人選手は参加せず、国内の3選手だけで行われ、質問は筆者1人しかしなかった。井上尚弥の前日計量には100人を超すメディアが殺到するし後楽園ホールでの小規模な興行でも、まだ記者の数は多い。
 マッチルームはヘビー級のアンソニー・ジョシュア(英国)などの数々のビッグネームを抱える世界を代表する大手プロモート会社のひとつ。そのマッチルームの日本初上陸のイベントで、しかも、破格の賞金を出すというのに、あまりにも寂しい風景だった。
 準決勝は10月で決勝は来年2月に行われる予定。10月は、すでに幕張メッセを抑えているそうだが、なぜかその発表もされなかった。
 あるプロモーターは、深町総合プロデューサーに「約束通りに試合の2日後以内にファイトマネーとKOボーナスが振り込まれるのでしょうね?」と再確認していた。
 楽天チケットがバックについているので、ファイトマネーの未払いの心配はなさそうだが、関係者によると、日本のボクシング興行を初めて手がける共催のNSN(Never Say Never)の仕切りが最悪で、大会が無事に運営されるかどうかへの懸念は残っているという。
 舞台裏はドタバタしているが、肝心なのは、試合の中身とインパクト。8人の猛者たちは、かつて元WBA世界ミドル級王者の村田諒太氏が「世界で最も選手層が厚くレベルが高くファンが興味を持っている階級」と自負していたミドル級の醍醐味をどう見せてくれるのだろうか。

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