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米球宴で恒例のレッドカーペットに大谷翔平は真美子夫人をエスコートして登場(写真・AP/アフロ)
米球宴で恒例のレッドカーペットに大谷翔平は真美子夫人をエスコートして登場(写真・AP/アフロ)

大谷翔平が愛犬デコピンを球宴レッドカーペットに同行しなかった理由とは…スーツ裏地にはプリントも

 だが、大谷はデコピンをこっそりレッドカーペットに連れてきていた。スーツの裏地にデコピンの大小のイラストをたくさんプリントしていたのだ。大谷は、日米の放送局に何度かその裏地を披露。中継局のインタビューに大谷が答えたところによると、ブラウンのスーツもデコピンの毛の色をイメージしたものだという。
「まず選んでいただいてありがとうございます。(球宴は)何度来ても素晴らしいことですし、本当に光栄だなと思います」
 大谷は、そう心境を伝え、ドレスアップした真美子さんについて「普段にはない恰好だと思うので、本人も楽しみにしていたと思う」と話した。
 レッドカーペットでも主役級の注目を集めた大谷は、その数時間後にナ・リーグの「2番・DH」でスタメン出場した。
 3回無死一、二塁の場面で、レッドソックスの右腕タナー・ホークが、カウント2-0から投じた3球目の落ちずに甘く入ってきたスプリットを見逃さず、ライトスタンドの中段まで運んだ。先制の3ランだった。米メディアやファンからは「もうMVPだ」との声があがり、まだ同点の試合途中に行われた会見で、大谷は「選ばれれば光栄で名誉なこと。できたら取りたい気持ちはありますが、終わった仕事。いい1日だったと思う」と口にしていた。
 結局、ナ・リーグは3-5で逆転負け。5回に勝ち越し2ランを放ったレッドソックスのジャレン・デュランがMVPを受賞したが、スーパースター達の中でも際立つ存在感を示した大谷が2024年の全米球宴の主役だった。

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