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逮捕された佐野海舟の実弟である航大がパリ五輪のバックアップメンバーを辞退(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
逮捕された佐野海舟の実弟である航大がパリ五輪のバックアップメンバーを辞退(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

佐野海舟の逮捕余波?!パリ五輪のバックアップメンバーに選ばれていた実弟の航大が辞退…規約が改正され実質“戦力”だったが…

 

 エールディヴィジの新シーズンは8月第2週に開幕し、NECは現地時間10日にホームのホッフェルトスタディオンにFCトゥエンテを迎える。チームは17日からオーストリアでプレシーズンキャンプをスタートさせていて、チームメイトの日本代表FW小川航基(26)とともに、航大もメンバーに名を連ねている。
 昨シーズンのNECは18チーム中で6位と、2002-03シーズンの5位に次ぐクラブ史上で2番目に高い結果を残した。
前半戦の5勝7分け5敗を、後半戦では9勝4分け4敗と好転させた要因は、中盤のマルチプレーヤーとして後半戦の全17試合で先発し、初ゴールを含めて4得点1アシストの数字を残した航大の急成長を抜きには語れない。ちなみに前半戦の航大はすべて途中出場で7試合、計102分間に出場しただけだった。
 航大は兄の海舟容疑者と入れ替わる形で、2019年に鳥取県の強豪、米子北高に入学。1年生から「10番」を背負って活躍し、卒業後の2022シーズンに地元のJ2ファジアーノ岡山へ加入し、昨夏にはNECへ5年契約で完全移籍した。
 パリ五輪は現地時間8月5日に準決勝、同8日に3位決定戦、9日には決勝が行われる。当初の予定が変わり、航大がバックアップメンバーとして帯同した場合、日本が勝ち進むほど開幕を控えたNECを留守にする時間も長くなる。航大がNECの中心にすえられているからこそ、再交渉で帯同を固辞されたと見られる。
 ただ、海舟容疑者が逮捕された影響も、おそらくゼロとはいえないだろう。
 鹿島アントラーズからドイツ・ブンデスリーガ1部のマインツへ、4年契約での完全移籍が今月3日に決まり、新天地への合流を21日に控えていた海舟容疑者は14日、30代女性への不同意性交の疑いで警視庁本富士署に逮捕された。
 生まれ育った岡山県津山市の幼なじみで、中学時代には地元クラブのチームメイトだった男性2人と共謀。ともに逮捕されたと前日17日に一斉に報じられたばかりで、そのなかでテレビ朝日系の『報道ステーション』は警察の取り調べに対して、海舟容疑者が「間違いありません」と容疑を認める供述をしていると伝えた。
 前所属の鹿島、新天地のマインツも相次いで声明を発表するなど、サッカー界を揺るがせた衝撃の余波が広がるなかで、18日には海舟容疑者および航大のオンラインサロンを運営する「株式会社S・K・Y」が公式サイトを更新。海舟容疑者が逮捕された一件を受けて、次のような謝罪文を掲載している。

 

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