“あの”発言が海外で大反響を呼ぶ…井上尚弥vs中谷潤人の夢対決は実現するのか…元世界王者は「中谷がバンタム級最強」と断言
「井上は、現在1、2試合の指名試合を抱えているが、おそらく2025年の前半、あるいは後半のどこかで中谷と対戦することになるだろう。両者が無敗をキープし続け、井上と中谷の階級が今のままなら(井上は後2年間はスーパーバンタム級の留まるつもりだと語っているので中谷戦の可能性は高くなる)、この戦いは避けられないものになる。もしかすれば、本当にスリリングな三部作になるかもしれない」と予想した。
今回の中谷のV1戦を英国や欧州全域にライブ配信した英「スカイスポーツ」は、プレビュー記事の段階で「ボクシング界の新たなモンスターは中谷潤人と戦うのか」というタイトルを取った記事を掲載。
元WBC世界フライ級王者で現在WBCバンタム級12位で中谷との対戦を熱望しているチャーリー・エドワーズ(英国)の声を紹介している。
「中谷が今のバンタム級の中では最強だ。モンスターと言っていい。複数の階級で王者となった彼の戦績を見れば、それは明らかで、稀少な存在。彼は長身で、リーチも長く、体格の良いサウスポーだ。彼は距離を測り、相手がオーバーリーチしてくる最も重要なタイミングでショットをまとめる方法を知っている。相手の隙にパンチを繰り出して綺麗にKOする力を持っている」
同メディアは、中谷がスーパーバンタム級に転級できるだけのリーチと体格を持っていることを伝えた上で、中谷vs井上戦についてのエドワーズのコメントを続けて掲載した。
「中谷は身長があり、ステップアップしてきたすべての階級でパワーを持っているように見える。階級を上げても筋肉量を増やすことでよりパンチが強くなり苦悩することはないだろう。おそらくさらに複数の階級を経験することができると思う。彼はキャリアのどこかの段階で井上との戦いに直面することになる。2人がそこに向かっていることを想像してみよう。メガファイトだ」
では現実問題として井上vs中谷は本当に実現するのか。
有力プロモーターの1人は、「すでにスーパーバンタム級で井上の有力な対戦相手は少なくなっている。中谷が強い日本人王者が揃うバンタム級で、もう誰も戦う相手がいないと認められれば可能性はある。井上のスーパーバンタム級の卒業試合でいい。東京ドームが埋まる」という話をしていた。