「超RIZIN.3」来場予定の“問題児”ライアン・ガルシアがパッキャオ戦を熱望…公開練習に“乱入”予定が飛行機トラブルで間に合わず
プロボクシング界の“超問題児”で元WBC世界ライト級暫定王者のライン・ガルシア(25、米国)が「超RIZIN.3」に出場する元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(45、フィリピン)との対戦を熱望していることが明らかになった。25日に新宿区四谷のKODラボで行われたパッキャオの公開練習に乱入予定だったが、飛行機のトラブルで来日が間に合わなかったという。今日26日には来日予定で、来場するRIZINの舞台で何かとんでもないことをしでかすのかもしれない。
ガルシアがRIZINで試合をする可能性はゼロではない
ついに世界のボクシング界に衝撃を与えたあのトラブルメーカーがRIZINにやってくる。実は、この日、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏が経営するKODジムで行われたパッキャオの公開練習にガルシアが“乱入”予定だったのだ。
榊原CEOは、その事実を認めた上で「デルタ(航空)のシステム障害で飛行機が飛ばなかった。明日(26日)には来日予定で、試合(超RIZIN.3)には必ず間に合います」と明かした。
トラブルメーカーは行く先々でトラブルを呼ぶのだろう。
そして、もうひとつの衝撃事実が明らかになった。ガルシアがパッキャオとの対戦を熱望しているというのだ。ボクシング関係者の話から漏れ伝わってきた情報をぶつけると榊原CEOも認めた。
「彼からすればなんでもやりたい。(この先)何が起きるのか」
ひょっとするとパッキャオの公開練習に乱入して直談判するつもりだったのかもしれない。
パッキャオも元K-1王者で格闘家の安保瑠輝也と3分3ラウンドのRIZINスタンディング特別ルールで対戦するリングサイドにガルシアが座ることを「いいことなんじゃないか」と歓迎の姿勢を示した。
榊原CEOがガルシアの来場の狙いをこう続ける。
「観光を兼ねてRIZINを見に来たいということだった。彼はボクシングの選手ではあるが、他のことにも興味があるインフルエンサーでもあるからね。これだけ盛り上がっているパッキャオとの試合は、バグらせるネタとしてはインパクトがあるのでしょう」
Xのフォロワーが約109万人もいるガルシアは人気と実力を兼ね備えたボクサーで、ハチャメチャな言動の超問題児として知られる。
4月にはWBC世界スーパーライト級王者デヴィン・ヘイニー(米国)の挑戦したが、前日計量で約1.4キロの体重超過をしでかして体重計の上でビールをラッパ飲み。減量を放棄した効果もあって試合ではヘイニーから3度のダウンを奪い、3-0で判定勝利したが、ドーピング検査で陽性反応が出て、そもそも体重超過で王座の移動はなかったが、試合そのものが無効試合となり、コミッションから1年間の出場停止処分が下された。さらにホテルで器物破壊容疑で逮捕される騒動を引き起こし、昨年4月に契約ウエイトで対戦してボディショットを浴びKO負けしているWBA世界ライト級王者、ガーボンタ・デービス(米国)の試合会場に来て「オレと再戦しろ!」と書かれたTシャツを着て騒ぎ立てた。