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八村塁がドイツの徹底マークにあいながらもチーム最多の20得点をマークした(写真・ロイター/アフロ)
八村塁がドイツの徹底マークにあいながらもチーム最多の20得点をマークした(写真・ロイター/アフロ)

「八村、渡邊、ホーキンソンのビッグ3は世界に通用する」パリ五輪バスケ男子はドイツに敗れるもFIBA公式サイトは「5つの希望を抱かせた」と意外な高評価!

 

 第2クオーターの序盤に豪快なダンクを決め、雄叫びをあげた八村だが、ドイツの厳しいマークもあってフィールドゴール成功率は19本中で4本と約21パーセントに終わった。それでもレポートは、NBAの契約やコンディションなどの総合的な事情から、W杯を欠場していた八村に関して次のように伝えている。
「NBAスターはシュートに苦しんだが、成功率はこれから上がっていくだろう」
  2つ目のポイントは「3ポイントシュート」の成功率となる。
「昨夏のW杯のドイツ戦で、日本の3ポイントシュート成功率は約31.3パーセントだったが、この試合では34本中で12本と約35.3パーセントに向上させた。この長距離シュートのおかげで、日本は長い間、接戦を続けられた」
 もっとも、トム・ホーバス・ヘッドコーチ(57)が掲げる3ポイントシュートの成功率は40パーセント。ドイツ戦での開始早々に河村、八村、渡邊、再び八村と4本連続でリングに弾かれ、その間にドイツが誇る司令塔、デニス・シュルーダー(30、ネッツ)らに4得点を決められた。まだまだ改善の余地があるはずだ。
 3つめのポイントは「昨夏のドイツ戦との比較」だ。
「最終的な得点差は昨夏の対戦よりも広がったものの、前半に限れば前回が31-53の22点差だったのに対して、今回は44-52とひと桁の8点差に肉迫している。要因は明白で、昨年は8本だったオフェンスリバウンドを12本も奪ってドイツの5本を上回るなど、リバウンド争いで39本に対して36本と勝利した点にある」
 リバウンドは身長208cmのホーキンスが11本、203cmの八村が10本を獲得した。そのなかで、オフェンスリバウンドで2人のビッグマンを上回る、チーム最多の4本を獲得した196cmの吉井裕鷹(26、三遠ネオフェニックス)の奮闘も見逃せない。
 4つ目は「ドイツは世界チャンピオンなのを忘れてはならない」という点だ。左ふくらはぎの肉離れから完全に復活し、八村の36分19秒、ホーキンスの35分32秒に次ぐ34分4秒のプレー時間を記録した渡邊は「ドイツは本当に素晴らしいチーム」と敬意を表した上で、次のように試合を振り返っている。
「前半の戦い方は、自分たちが間違いなく成長できていると手ごたえを感じました。しかし、後半は相手が高さ、パワーできたところに対応しきれなかったことで体力を奪われてしまい、自分たちの足が止まってしまったのは反省点です」

 

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