「恥を知れ!あなたの誤審は二度目ですよね」パリ五輪柔道の永山に“不可解1本負け”宣告のメキシコ人女性審判に過去にもガリゴスを勝たせた誤審疑惑が…インスタコメに複数の指摘
実は、この時も一部のメディアが、疑惑の誤審問題として取り上げていたが、決勝に進んだガリゴスが、自身初の世界王者となった。偶然にも、審判ゴンザレス氏、日本人選手、ガリゴス…という3つの要素が重なっていたことが、さらに誤審問題への疑惑の声を強めた。
ゴンザレス氏のインスタには批判のコメントが殺到した。
「誤審を認めて謝罪せよ」「早く審判から追放されることを願ってるよ」「五輪で審判をする能力がない。資格取り消して」という声や「いくらで買収されたのか?」という根拠のない誹謗中傷も目立った。「“待て”の時点で永山選手が落ちていたと判断するなら、ぼーっと眺めていたことに矛盾が発生します。生死に関わるミスです」という鋭い指摘もあった。またスペイン語での「彼女の判断ミスは深刻だ。一つ間違えば永山は死んでいたかもしれない。能力の足りなさを反省し、すぐにパリを離れ、審判を辞任して下さい」という書き込みもあった。
メキシコの「LA GACETA」「LA AFICION」などのメディアの報道よると、高校時代に柔道を始めたゴンサレス氏は、選手としての実績はなかったが、18歳からすぐに審判の道へ進み、ここまで18年の審判歴があり、2021年のグランドスラム・バグー大会から国際大会デビュー。スポーツ心理学士、ブリーフセラピストとしての仕事を持っているという。パリ五輪の柔道は16人の審判で運営されているが、37歳のゴンザレス氏が最年少。メキシコ人としては、初めての柔道の五輪審判の抜擢で、メディアに大きく取り上げられている。
その中でゴンザレス氏は「審判として五輪出場は目標のひとつだった。選手はすべてをかけている。可能な限り公正でいなければならずそれは大きな責任だ」という言葉を残している。可能な限り公正…その言葉の意味をゴンザレス氏は今どう考えているのだろうか。