逆転許す河村の取られたファウルを巡って物議(ⒸFIBA)
「限界まで追い詰められ仏国民の前で大恥をかくところだった」パリ五輪バスケで日本に金星献上寸前だった仏のメディアが“冷や汗”報道
残り10秒で痛恨のファウルを与えたからか。
6本の3ポイントシュートを含めて、チーム最多の29得点をあげながら、試合後は「僕個人のプレーで、チームを勝たせられなかった」と敗戦の責任を背負った河村は、それでも必死に前を向いた。
「この試合を通しても成長したと思うので、ブラジル戦までに修正して、ベスト8進出という目標を必ず達成できるように戦いたい」
王者ドイツ戦で34本を投じて12本と、約35.3パーセントだった3ポイントシュートの成功率は、フランス戦では37本中で16本と43.3パーセントにまで急上昇。ホーバスHCが掲げる40パーセントの目標を大きく超えた。
12カ国が出場する五輪のバスケットボール競技は、全3グループの上位2位までと、3位のうち上位2位までの計8カ国がベスト8に進める。続く試合でドイツが86-73でブラジルを破り、フランスとともにグループBの2位以内を決めた。
日本はブラジルとともに連敗を喫したが、直接対決で得点差をつけたうえで勝てば3位での準々決勝進出への可能性が広がってくる。運命の最終戦は8月2日の日本時間18時に、再びリールのスタッド・ピエール・モーロワでティップオフを迎える。