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河村がストラゼルの3点シュートを止めにいった際のDFにファウルの笛が…SNSで批判の声が殺到(ⒸFIBA)
河村がストラゼルの3点シュートを止めにいった際のDFにファウルの笛が…SNSで批判の声が殺到(ⒸFIBA)

「反則なんてない。日本は審判に金星を盗まれた!」パリ五輪バスケの日本対フランス戦で河村勇輝が取られた“疑惑のファウル”を巡ってSNS上では審判批判が殺到

 パリ五輪の男子バスケットボールの1次リーグ第2戦が30日(日本時間31日)、リールのスタッド・ピエール・モーロワで行われ、日本が開催国で東京五輪銀メダルのフランスに90-94で敗れ、大金星を逃した。物議を醸したのは、終了間際に河村勇輝(23、横浜ビー・コルセアーズ)がスリーポイントシュートを防ぎにいった際に取られたディフェンスファウル。バスケットカウントで与えられたフリースローも決められ残り10秒で同点に追いつかれたのだが、そのレフェリーの判定を巡って海外メディアも疑問を投げかけ、SNS上でも批判の声が殺到した。

 残り10秒での勝敗を分ける笛

 

 日本の大金星が疑惑の笛で消えた。
 84-80で迎えた第4ピリオドも残り10秒。2万7000人のファンの声援を背に左奥のポジションからフランスのマシュー・ストラゼル(22、モナコ)が体勢を崩しながら強引にスリーポイントシュートを放つ。マンツーマンでディフェンスした河村がその前に立ちはだかり、左手を前に右手を大きく上へ伸ばすディフェンスの基本姿勢のままジャンプした瞬間、女性レフェリーの笛が鳴り響いた。チェックにいった河村のディフェンスファウルを取られたのだ。左手が体に触れたという判断なのだろうか。河村は明らかに不服のジェスチャーを示す。
 映像を見る限り触れたかどうかは微妙だ。その笛と共に放ったストラゼルの3ポイントシュートも成功。1点差となり、バスケットカウントで与えられたフリースローをストラゼルが決めて、スコアは84-84の同点になった。そして試合は延長戦に突入して日本は90-94で敗れたのである。 
 試合後、この疑惑の笛が波紋を広げた。
 米「スポーツイラストレイテッド誌」は、そのシーンを次のように解説した。
「残り10秒で日本が84-80とリードしていたとき、フランスのゴベルがペリメーターゾーンにいるストラゼルの存在に気づいた。ストラゼルはディフェンダーをフェイントでかわし、角度をつけてウィングからスリーポイントシュートを放った。シュートは決まり、審判は日本の河村にファウルの笛を吹いた。ただし、河村はストラゼルに触れていないように見えた」
 その瞬間の河村が触れていない証拠の静止画像をつけて伝えた。
 米メディア「アスロンスポーツ」も「フランスが日本を94-90で下し、劇的な延長戦の勝利を収めたが、試合は、日本は八村塁が第4クォーター序盤に退場させられたことを含め、多くの物議を醸した」とし、河村がファウルの判定を受けたシーンを描写。
 試合後には、SNSで、この河村へ与えられたファウル判定に対する疑問や批判の声殺到したことを「多くのファンがこの判定を“甘い”と批判し、一部のファンは、審判がフランスを贔屓していると非難した」と紹介しし、いくつかのポストを取り上げた。
「この日本とフランスの試合は素晴らしい戦いだったが、日本の全員がだまされたと感じるべきだ。終了間際のあれはファウルではなかったし、八村のプレーは退場に値しなかった」、「この試合は今まで見た中で最も操作された試合の一つだ。レフェリーがフランスを助けたのは明らかだ」、「フランスが日本を倒すためにはレフェリーの助けが必要だった。実際に試合を見たら、それがどれだけ不正に操作されていたかがわかる」、「フランス対日本の試合は、これまで見た中で最も操作された試合の一つだ」などと、レフェリーの判断を疑問視する厳しい意見が紹介された。

 

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