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トランプ元大統領がパリ五輪で性別騒動に巻き込まれた金メダリスト2人を「彼らは男だった」とまた侮蔑発言(写真・ロイター/アフロ)
トランプ元大統領がパリ五輪で性別騒動に巻き込まれた金メダリスト2人を「彼らは男だった」とまた侮蔑発言(写真・ロイター/アフロ)

まだ侮辱するのか?「彼らは男だった」トランプ元大統領が性別騒動の金メダリストボクサー2人をまた非難…すでに発言は訴訟対象に

 そしてトランプ元大統領は、重量挙げのトランスジェンダー選手の話題まで持ち出して「どれだけクレイジーなんだ?私たちの国はおかしくなってしまった。元に戻さねばならない。私たちは常識の党だ」と、共和党への支持を訴えた。
 トランプ元大統領は、ケリフがカリニと戦った直後にも、自身が立ち上げたSNSメディア「トゥルース・ソーシャル」に、その試合写真と共に「私は女性スポーツから男性を閉め出す!」と投稿している。またモンタナ州での集会でも、ケリフを「男性」と呼び「彼」という代名詞を使うなどの誹謗中傷を重ねている。
 すでにケリフサイドは、大会中に受けた「オンライン・ハラスメント」に関して刑事告訴しておりパリ検察庁も捜査を開始した。
 ケリフの弁護士であるナビル・ブーディは米エンタメ系メディア「バラエティ」の取材に答え、告訴状にハリポタ作者やXを経営しているイーロン・マスク氏の名前があることを明かし、トランプ元大統領に関しても「トランプはツイートしたので、私たちの訴訟で彼の名前が挙がっているかどうかにかかわらず、彼は必然的に起訴の一部として捜査されるでしょう」と断言している。
 それにもかかわらずまた繰り返した誹謗中傷発言。大統領選の票を集めるための意識的な発言なのだろうが、このまま看過されそうにはない。

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