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フランス戦で八村塁が2度のアンスポを犯して退場処分となった(ⒸFIBA)
フランス戦で八村塁が2度のアンスポを犯して退場処分となった(ⒸFIBA)

「八村塁はNBAとFIBA(国際)ルールの“違い”に適応できていなかった」なぜパリ五輪男子バスケットのフランス戦で日本のエースは退場処分となる痛恨のアンスポを犯したのか?

 

 Bリーグの前身のbjリーグの元審判で、現在は地域のSBリーグで笛を吹いている審判は、こんな見解を示した。
「NBAルールでは、アンスポはフラグラントファウルという呼び名で、よほどの悪質なファウルでない限り取りません。ボールにいかなくても、フラグラントファウルとは判定されません。今回のプレーもNBAなら、フラグラントファウル(アンスポ)は取られなかったでしょう。しかし、国際(FIBA)ルールでは、ボールにいかないプレーには厳しくアンスポが取られます。おそらくですが、八村選手は、昨年のW杯にも出場しておらず、国際ルールでの試合経験が非常に少ないため、NBAルールの感覚でプレーしてしまったのではないでしょうか。厳しい言い方ですが、意識の持ち方で防ぐことができたファウルでした。調子が良かっただけに、その後の展開に影響はあったと思います」
 フランスはNBAで今シーズンの新人王を獲得したスパーズのビクター・ウエンバンヤマら、8人ものNBAプレーヤーを揃えていた。NBAルールとFIBA(国際)ルールのギャップへの戸惑いはあったはずだが、アンスポはひとつも取られなかった。日本はドイツ、フランスと連敗したが、3位でも3グループ中、得失点差で上位2チームが決勝ラウンドに出場できる。八村が、今回のミスを頭に叩き込み、FIBAルールに沿ったプレーを実行できるのか。8月2日のブラジル戦は絶対に負けられない戦いとなる。

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