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柔道女子78kg級の準々決勝で高山莉加が世界選手権女王のアナマリア・ワグナーに不可解な反則負け(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
柔道女子78kg級の準々決勝で高山莉加が世界選手権女王のアナマリア・ワグナーに不可解な反則負け(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

反則理由「不明」って何?柔道女子78Kg級で高山莉加がまた“不可解判定”で反則負け…五輪公式サイトは3つ目の指導理由を「Undetermined」と記す

 

 今大会の柔道競技は、不可解なジャッジが続いていた。
 初日の男子60kg級で永山竜樹(28、SBC湘南美容クリニック)が敗れた準々決勝では、女性審判のエリザベス・ゴンザレス氏(37)が「待て」をかけた後もフランシスコ・ガリゴス(29、スペイン)が締め続け、失神した永山が「片手締め」による一本負けを宣告される展開が世界中で賛否両論を招いた。
 男子73kg級の橋本壮市(32、パーク24)が3つの指導で反則負けした準々決勝や、女子63kg級で積極的に攻め続けた高市未来(30、コマツ)が延長戦で指導を取られた2回戦、さらに男子90kg級で村尾三四郎(23、JESグループ)が放った、技ありに見えた内股が認められずに敗れた決勝など、物議を醸す判定が相次いだ。
 さらに高山も、五輪公式サイト上で「不明」とされる指導を受けて敗れた。X(旧ツイッター)上には、審判を非難するコメントが飛び交う事態が生じている。
「この判定、オリンピックだけ? 他の国際大会でもこうなの?」
「納得いかない場面も多いし、もっと日本は抗議するべきだと思う」
「柔道の審判団は、公平に審判する気がさらさらないんだろうね」
「日本は国際柔道連盟を脱退して本来の柔道を守るべき。五輪も今回が最後だ。二度とこんなもん見たく無い」
 もちろん「首抜き」のルールを理解しているファンから「これは普通に反則負け」や、あるいは「何でもかんでも誤審と言い過ぎ」といった意見も寄せられている。それでも初日から柔道で不可解なジャッジが相次ぎ、お家芸のはずの日本勢が泣かされる場面が目立つ今大会で、応援しているファンの怒りや苛立ちはピークに達している。

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