「東京の金メダルはパリより輝いている」東京&パリ五輪連覇デンマークのバドミントン選手がメダル比較のSNS投稿で波紋…3年と6日経過で劣化と品質の違いが明らかに
飛び込みの女子3メートルシンクロ板飛び込みで銅メダルを獲得した英国のヤスミン・ハーパーもヒューストンのニュースを目にした後に「私も自分のメダルを見てみた。少し変色していた。よくわからないが、おそらく水か何かが金属に付着して、それが原因で少し変色しているのだと思う」と明かした。
メダルは、金、銀、銅のすべてがメッキだ。今回のオリンピックで授与されたメダルには、パリのランドマークであるエッフェル塔が20世紀に入って修復工事を行った際に取り除かれ、倉庫で保管されていた鉄の柱の一部が使用され、フランスの高級ジュエリーブランド「ショーメ」がデザインした。
フランスの国土を象徴する六角形で、裏にはギリシャ神話の勝利の女神ニケとともにエッフェル塔が刻まれている。製造はパリの造幣局が担い、金銀銅を合わせて約5000個が製造された。
これらの苦情に対してパリ五輪組織委員会は誠意を持って敏速に対応。
英紙「ミラー」の報道によると、広報担当が「授与から数日後にメダルに損傷が見つかったという選手によるソーシャルメディア上の報告を認識している。メダルの製造と、品質管理を担当する機関であるパリ造幣局と密に連携し、また該当する選手の所属する各国のオリンピック委員会とも協力して、メダルを鑑定し、損傷の状況と原因を把握するために取り組んでいる。メダルは、オリンピックで、最も欲せられるものであり、選手たちにとって最も貴重なものだ。損傷したメダルは、パリ造幣局によって必ず交換され、オリジナルと同じ方法で刻印される」と断言。鑑定の上で交換に応じる考えを明かした。
まだ実際に交換された例は報告されていないが、たまたま彼らのメダルが不良品だったのか、それともすべてのメダルに問題があるのかは不明。もし全部のメダルの品質に問題があるのなら交換に応じることも困難になるだろう。各国のメダリストは帰国後にメダルを披露する機会が多く訪れることが予想されるだけに、大会閉幕後もまだまだメダル問題の波紋は広がりそうだ。