「フランスが負けた腹いせ?」パリ五輪男子バスケ金メダル米国代表のNBAカリーの美人妻が現地観戦後に仏警察とのトラブルで涙
パリ五輪の男子バスケットボールは米国が決勝でフランスに勝利して5連覇を達成したが、大活躍したNBAウォリアーズのステファン・カリー(36)の妻のアイーシャさん(35)が、試合後に会場の外でフランス警察とのトラブルに巻き込まれていたことが明らかになった。米ユーチューブメディア「ザ・ハリウッドFIX」が映像を投稿したもので、交通封鎖により、車への移動がスムーズにできず、子供が警察官に触れられるなどの“衝突”が起きてアイーシャさんは涙を流した。SNSでは「カリーにやられて負けたフランスの腹いせでは?」などの声が飛び交っている。
ウォリアーズの同僚グリーンもそこに
パリ五輪の“場外”でとんだトラブルがあった。NBAでMVPを2度獲得しているスーパースターのカリーが五輪の米国ドリームチームに初参戦。開催国であるフランスとの決勝は、第4クオーターの残り約3分で、82―79と追い上げられる大接戦となったが、そこからカリーがスリーポイントを4本成功させてチームを5連覇に導いた。 カリーはチームトップの24得点だった。アイーシャ夫人は、2人の子供と、義母のソーニャさん、ウォリアーズの同僚であるドレイモンド・グリーンらと観客席に応援に駆けつけていた。
だが、試合後に会場の外に出たアイーシャ夫人らが待機している車の場所へ移動しようとしたところ、試合観戦に訪れていたマクロン大統領の警備のため、道路がバリケードなどで封鎖されていて、スムーズに動けず、そこで警備にあたっていた地元警察との間でトラブルが発生した。
その一部始終をアップした「ザ・ハリウッドFIX」の映像は、義母のソーニャさんが「あなた赤ん坊に触ったわね!」と囲まれた4、5人の警察官に激怒しているシーンから始まる。アイーシャ夫人は、5月に生まれたばかりの第4子カイウス君を胸に抱えていた。映像には映っていなかったが、その前の段階で警察官がカイウス君になんらかの接触を行っていたのだろう。ソーニャさんは、興奮した様子で通りを渡って待機している車に移動したい意向を訴えた。
行きたい場所と、警察官を指で差しながら「彼らは私たちが来た場所に戻ることを許さない。運転手をここに来させないし、私たちをあそこに戻らせないの」と苦情を申し立てた。
おそらく警察官は英語があまり理解できなかったのだろう。英「デイリーメール」など複数のメディアが「通行人」としたフランス語のできる男性がその揉めている間に入って通訳を務めた。警察官は、その男性を通じてマカロン大統領の車が通過するため安全上、通行を制限していることを説明し「大統領の車が通過するまで、誰もここを通過することは許されていない」と返した。
通訳した男性は、警察官の1人が、「起こったこと(カイウス君に触ったこと)を非常に残念に思っている」と謝罪したことを伝言した。
その様子を黙って見守っていたアイーシャ夫人は涙を流していた。異国の地での大勢の警察官に取り囲まれたトラブルと赤ちゃんや子供に危険が及ぶことを危惧して恐怖を感じていたのかもしれない。
見るにみかねたグリーンが警察官の1人に「赤ん坊の頭をたたいても、我々をここから出すことはできないのか?」と落ち着いた口調で文句をつけた。
約3分の映像は、途中で終わり、トラブルがいつまで続き、どんな結末になったのかは不明だ。カリーもアイーシャ夫人もSNSなどで一切コメントは出していない。だが、この映像が、SNSで拡散してバズった。
米芸能系メディア「BL☆ST」は、SNSにポストされたコメントをいくつかピックアップして紹介した。