性別騒動に巻き込まれた台湾のリン・ユーチンも金メダルを獲得(写真・ロイター/アフロ)
「生物学的な議論があるかもしれないが社会的に女性として生きてきた人が批判されたのは遺憾」日本ボクシング連盟会長がパリ五輪の性別騒動ボクサーについて個人的見解
だが、一方でIOCはパスポート、戸籍に基づいて出場資格を与えており、ジェンダー選手ではなく今回の2人のように生まれてからの性発達が一般の人とは異なる「性分化疾患(DSD)」の選手への明確な基準が示されていなかった。
世界陸連は男性ホルモンの一種であるテストステロン値に基準を設けたが、キャスター・セメンヤ(南アフリカ)が、スポーツ仲裁裁判所と欧州人権裁判所に訴えるなどの波紋を呼んだ。
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仲間会長は、東京ベイ・浦安市川医療センターで循環器内科の部長として勤務、心臓、血管のカテーテル治療医として業界で名の通ったドクター。だからこそ生物学的な見地から、基準作りの重要性を訴えるのだ。
ただ仲間会長は、最後に「生物学的な議論はあるかもしれないが、社会的に女性として生きてきた人が批判にさらされたのは遺憾だと思う」という言葉で今回の性別騒動に関する見解を結んだ。
IOCは「すべての人間に差別を受けるなくスポーツを行う権利がある」と声明を出している。
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