「1本377万円のシャンパンを請求されたの!」パリ五輪金メダル3個の米女子体操界スーパースターバイルズがパリ市内クラブでの災難を告白
パリ五輪の体操女子で団体、個人総合、跳馬の3種目で金メダル、ゆかで銀メダルを獲得した米国代表のシモーネ・バイルズ(27)が20日、自身のSNSでパリ五輪の閉会式後の打ち上げパーティーで1本2万6000ドル(約377万円)のシャンパンを押し売りされかけたことを明かした。銘柄は不明だが、シャンパンには、ドンペリのシリーズでも500万円を超えるビンテージものもあり、ぼったくられたわけではないのかもしれないが、金メダル3つを自ら祝うにしては高すぎると感じたようだ。
「もちろん買っていないわ」
スーパースターの有名税では片づけられない値段だったのかもしれない。パリ五輪で3つの金メダルとひとつの銀メダルを獲得したバイルズが、自らのTikTokでパリ滞在時に起きた衝撃の事実を明かした。
閉会式の後にパリ市内のクラブで家族や友人らと打ち上げパーティーを行ったが、そこで「常識外れ」の高額シャンパンを押し売りされかけたのだ。
「私たちは閉会式に参加した後に、外に出かけたの。このクラブは、シャンパン1本に2万6000ドル(約377万円)を請求しようとしたのよ。正気じゃないでしょう? もちろん私は買ってはいないけど、なんであんなふうに私をショー化しようとするのかしら」
バイルズはクラブ名もシャンパンの銘柄も明かさなかった。しかし、インスタグラムには、パリの人気ナイトクラブ「ラルク」で、妹のアドリア・バイルズとパーティーをしている写真を投稿しており「この問題のあったクラブもラルクではないか」との憶測も飛び交っている。
またシャンパンに関しては、2億円や3000万円を超える超高級なものや、“ドンペリ”の愛称で知られるドンペリニヨンのシリーズでも550万円や450万円の高値で、取り引きされるビンテージものがあり一概に「ぼったくられかけた」とは言えないかもしれない。だが、米ニューヨークポスト紙は「2万6000ドル(約377万円)を請求して彼女をだまそうとした後ショックを受けたと語った」と伝え、英「デイリーメール」も「非常識な金額」と報じており、やはり有名人ゆえに破格な料金をふっかけられたのだろう。
バイルズは「(なぜこんなことをしてくるのか)私にはわかりません。私はこういう注目を浴びたくないのです。私はむしろできるだけ普通でいたいんです」と、スーパースターゆえの特別扱いに違和感を感じていることを明かした。
バイルズはかつてメンタルヘルスの問題に悩んだ時期があり、東京五輪では競技途中で棄権し、全種目に出場していなかった。なおさらこういうぼったくりのような出来事に関しては、敏感になっている可能性もある。
またバイルズは、このTikTokの中で、NFLシカゴ・ベアーズでプレーしている夫のジョナサン・オーウェンズの応援観戦に訪れる機会が少なくなることも明かしている。
「数週間後には、ツアーに行くので、どれだけの試合を観戦できるかわからないの」
バイルズは体操と音楽を合体させたショーイベント「アスレタプレゼンツ・ゴールド・オーバー・アメリカ・ツアー」の公演に中心的な立場で出演予定。9月から全米32か所のアリーナを転戦することなっており、昨年結婚した夫の試合の観戦に訪れる機会が少なくなることを熱狂的なファンに報告した。
英「デイリーメール」によるとパリ五輪後に米国に帰国したバイルズは、すぐに夫のプレシーズンマッチの観戦に訪れたが、その際、着用していたオリジナルのジャケットにプリントされたオーウェンズの写真が前チームのパッカニアーズ時代のものばかりでファンから批判を浴びたという。
そういう経緯もあり観戦に訪れる機会が少なくなる理由をあえて先に報告したのかもしれない。これも一挙手一投足に注目を浴びるスーパースターゆえの宿命だろう。