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メイウェザーと“マフィアの孫”ゴッティ3世との再戦は“塩試合”に終わった(写真・ロイター/アフロ)
メイウェザーと“マフィアの孫”ゴッティ3世との再戦は“塩試合”に終わった(写真・ロイター/アフロ)

「もう騙されるな。メイウェザーの戦いは不快で消化不良」大物マフィアの孫とのエキシ見所は試合途中の異例レフェリー“解雇”だけで会場は大ブーイング

 USAトゥデイは「観客は不快感を表明した。ノックダウンはなく、うつろな目つきにもできなかったし、驚くこともなかった。メイウェザーは比較的簡単にゴッティを打つことができ、たくさんパンチをつなげたが揺さぶることはできなかった」と厳しく書き、TMZスポーツも「フロイドがレフェリーと対決したところが、この夜の最高のアクションだった。ノックダウンはなく、記憶に残るパンチの突風もなかった」と“塩試合”を叩いた。
 ボクシング専門サイトの「ボクシング・シーン」はさらに批判的だった。
「不快で、消化不良で完全に不満足だった。レフェリーの交代はメイウェザーのショーだった。騙されてはならない。メイウェザーの試合は、もはやメイウェザーの戦いではない」
 試合後のリングには、62歳になるメキシコの“レジェンド”フリオ・セサール・チャベスが上がり、メイウェザーにエキシビションでの対戦を申し入れた。
 だが、メイウェザーは、「彼は私が尊敬するレジェンドの一人であり、彼は私のために道を開いた」とリスペクトの言葉を残した上で、「彼はもう年をとっているし、彼とエキシビションを戦うことは、私にとっても良くないだろうね」とキッパリと拒否の姿勢を示した。
 メイウェザーは3つのエキシビションオファーが届いていることを明かした。 
 前出のボクシングシーンは、次の対戦の可能性は、総合格闘家、キックボクサー、ユーチューバーになることを皮肉を込めて示唆し、フォーブスは、「いずれにしろ、でかいファイトマネーが生まれる試合だろう」と予測した。
 これまで那須川天心、朝倉未来と、RIZINのリングで2試合のメイウェザー戦を実現しているRIZINの榊原信行CEOは、メイウェザーから7月に元6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)と3ラウンドフルに戦い抜いた安保瑠輝也との対戦要求が届いていることを明かしている。

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