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阪神の岡田監督は檄オコモードだった
阪神の岡田監督は檄オコモードだった

え?コメント無し?何が阪神の岡田監督を“激オコモード”にさせたのか…“記録に残らない5つのミス”で3位の横浜DeNAに4-10で敗れて自力2位の可能性が消滅

 阪神が27日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNA戦に4-10で敗れて自力での2位確保が消滅した。試合後、岡田彰布監督(66)はコメントを残すことなく球場を去った。指揮官を“激オコモード”にさせた理由は何だったのか。

 バッテリーの配球ミス

 岡田監督が報道陣に一言も言葉を発することなく球場を去った。その心中を察するに口を開けば愚痴しか出てこない試合展開にあきれたのだろう。力負けではない。記録に残らないミスによる自滅で負けてはならない試合を落とした。
 1回に三浦監督が「しっかりと途中から修正したが、立ち上がりはバタバタした」と評した先発の大貫から森下のタイムリーで先制点を奪うが、その裏に佐藤の判断ミスから逆転を許す。ビーズリーの発熱により、急遽、代役先発となった伊藤が2つの四球を与えて、二死一、二塁のピンチを作り、牧の打球は三遊間へ。深い位置でキャッチした木浪は一塁は無理と判断して三塁へボールを送るが、佐藤のベースカバーが遅れた。一瞬、その打球に反応していたのだ。
 事前に三遊間でそこに飛んだ打球をどうすべきかのコミュニケーションをとっておかねばならなかったし、佐藤の判断も遅かった。すぐに三塁ベースカバーに戻っていればフォースアウトを取れただろう。記録は牧の内野安打となり二死満塁とピンチが広がり、ここまで対阪神に打率.333と相性が悪く、しかも5試合で打率.526と絶好調の6番の宮崎にセンターへ逆転の2点タイムリーを許してしまった。
 阪神は2回に先頭の島田が四球を選びエンドランを絡めて梅野のタイムリーで同点に追いつくが、3回にまたしても記録に残らないミスが生じた。一死一、二塁から牧を投手ゴロに打ち取ったが、伊藤とセカンドベースのカバーに入る中野とのタイミングが合わなかった。伊藤がワンテンポ送球を遅らせたことでゲッツーを奪えず一、三塁に走者を残してしまったのだ。
 そしてまた宮崎。外角へのストレートが高かった。センター前へ勝ち越しのタイムリーを弾き返された。宮崎は「たまたまです」とコメントしているが、これも記録に残らない連携ミスが原因。さらに伊藤のワイルドピッチで一気に二塁走者のホームインを許して2-4とリードを広げられた。
 4回には攻撃でミスがあった。無死一、二塁から木浪がバントで送れなかったのだ。守備に不安が残る一塁のオースティンが猛チャージ。もう目の前まで来ているのに機転が利かず、その前にバントを転がし、三塁で封殺された。続く梅野がライト前ヒットを放っただけになおさら悔やまれるバントミス。24日の広島戦で失敗したバントの“トラウマ”を引きずっているのか。

 木浪に相手の守備の動きを確認する余裕がなくなっていた。結局代打の渡邉がフルカウントからスプリットを振って三振。近本も二ゴロに倒れて一死満塁のチャンスを得点に結びつけることができなかった。

 

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