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  • え?コメント無し?何が阪神の岡田監督を“激オコモード”にさせたのか…“記録に残らない5つのミス”で3位の横浜DeNAに4-10で敗れて自力2位の可能性が消滅
阪神の岡田監督は檄オコモードだった
阪神の岡田監督は檄オコモードだった

え?コメント無し?何が阪神の岡田監督を“激オコモード”にさせたのか…“記録に残らない5つのミス”で3位の横浜DeNAに4-10で敗れて自力2位の可能性が消滅

 そして三浦監督の交代指令をウィックが拒否して“番長”三浦監督がブチ切れるという“事件”が起きて1点差に詰め寄った7回には、その裏の守りでバッテリーの配球ミスが起きた。
 岡田監督は、頼れるセットアッパーの石井をマウンドに送ったが、二死一、三塁から8番打者の林に3球続けてストレート勝負を仕掛けてレフト線へタイムリーを流し打たれたのだ。林の狙いはストレート1本だった。石井―梅野のバッテリーはそれでも石井の球威であれば抑え込めると考えたのだろう。だがそれは過信だった。
 さらに二死二、三塁から代打の筒香にも高めに浮いた151キロのストレートをセンターへ弾き返された。筒香は1軍復帰以来ヒットがなくストレートには弱い。だが、この打席も筒香はストレート1本に絞ってきていた。石井―梅野のバッテリーは、2球目にナックルカーブを挟んだが、元メジャーリーガーに狙い球通りのストレートで勝負し、しかもそれが高めに浮いてはどうしようもない。この回、致命的な3点を奪われて点差が4点に広がった。
「相手の裏をかく」のは配球の基本。その次の回に岡田監督は、この日2安打している梅野に代打の長坂を送ったが、もし怪我が理由でないのであれば、配球の基本を怠った梅野への“懲罰”の意味が込められていたのかもしれない。
 気がつけば広島とゲーム差無しの2位となった巨人とのゲーム差が4に開き、自力での2位の可能性が消滅し、4位の横浜DeNAとのゲーム差が2.5となった。
 岡田監督は30日から本拠地甲子園で迎える巨人戦までにゲーム差を3以内にしておくことを逆襲への最低ラインとしていた。まだ岡田監督が描いている逆襲のシナリオが崩れてしまったわけではない。今日28日の横浜DeNAとの第2戦には、中10日と休養十分の村上を先発マウンドに送る。対する横浜DeNAはエースの東。ロースコアの戦いが想定されるだけに、もう“記録に残らないミス”を犯すことは許されない。

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