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浦和レッズを悩ますSNSの内部情報流出アカウント。シュツットガルトを退団した原口元気の10年ぶり復帰合意の情報も発信されている(写真・ロイター/アフロ)
浦和レッズを悩ますSNSの内部情報流出アカウント。シュツットガルトを退団した原口元気の10年ぶり復帰合意の情報も発信されている(写真・ロイター/アフロ)

監督更迭発表の5日前に情報漏れ…原口元気の復帰情報も…浦和レッズやBリーグを悩ますSNSの機密情報流出アカウント問題

 プロスポーツ界では、バスケットボール男子Bリーグが同じような問題を抱えてきた。匿名のXアカウント<アルミほいるくん>が数年前から、各クラブの公式発表に先駆ける形で、確度の高い移籍情報を継続的に発信。さらにはまったく別人の偽者アカウントまで現れ、Bリーグを混乱させるポストを連投している。
 Bリーグの島田慎二チェアマン(53)は5月に、守秘義務が発生する情報が次々と発信されている状況に対して、テキスト投稿サイトnoteで「SNSにおける選手・スタッフの契約・移籍情報などについて」と題した見解を発表している。
「そのような機密情報を公式発表前に、連続的に発信されることにかなり違和感があります。困っている当事者も多いのではないかと危惧しています。リーグとしてどのように対応ができるのか、すべきなのか、検討していきます」
 島田チェアマンはその後に、自身のnoteで綴った見解を「(バスケットボール界の)内部へ向けたもの」と説明。選手やスタッフの代理人を含めた、機密情報に接触できる関係者へのメッセージだったと強調した。約4万4000人のフォロワーがいる<アルミほいるくん>は、今月14日を最後にポストが途絶えている。
 確度の高いサッカー界の内部情報を、浦和を中心に発信してきた<Marco Molla>のフォロワー数も約4万6000人。そのなかには現役のサッカー選手も含まれ、エンターテインメントの一環として受け入れられている側面もある。
 堀之内SDが指揮官交代に伴う経緯などを説明した28日にも、就労ビザ発給などの手続きもあり、現時点で来日のめどがたっていないスコルジャ監督の初陣を含めて、まだ公にされていない内部情報を次々とポストしている。
「浦和の新指揮官マチェイ スコルジャ監督は9月14日のガンバ大阪戦からベンチ入り。 ラファル ジャナス、ヴォイテク マコウスキ両コーチも再入閣の予定」
「浦和レッズのへグモ前監督は当初報道された2年契約では無く、1年契約と1年の延長オプションが付帯された契約を結んでいた。最終的には選手からの不満などが表面化する形となり『解任』に至った」
「浦和レッズが現在フリーとなっている原口元気を獲得。既に合意が成立し、原口が10年ぶりに浦和レッズへ復帰することが決定的となった」

 

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