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浦和レッズを悩ますSNSの内部情報流出アカウント。シュツットガルトを退団した原口元気の10年ぶり復帰合意の情報も発信されている(写真・ロイター/アフロ)
浦和レッズを悩ますSNSの内部情報流出アカウント。シュツットガルトを退団した原口元気の10年ぶり復帰合意の情報も発信されている(写真・ロイター/アフロ)

監督更迭発表の5日前に情報漏れ…原口元気の復帰情報も…浦和レッズやBリーグを悩ますSNSの機密情報流出アカウント問題

 

 代理人を含めた関係者に対して疑心暗鬼になりかねない状況に、先述の星野広報・PR部長は選手やスタッフの去就に関与できる人間が、クラブ内だけでなく外にも存在する点をあげながら次のように言及している。
「われわれのなかでそういった(情報が流出する)問題が絶対に起きていない、と言うところは、ある種の悪魔の証明なのできないところもあります。そのなかで絶対に起こさないという覚悟を持って情報を管理していくことと、一緒にお仕事をさせていただく方に対しても同じ水準の管理を求めていくことは、引き続きしっかりとやっていく。そこはクラブとしての回答として添えさせてください」
 内部情報を流出させるXアカウントは、プロ野球界では確認されていない。対照的に<Marco Molla>は、浦和以外の情報の投稿も目立ちはじめている。犯人探しがヒートアップし、泥沼化していくのはサッカー界も歓迎すべき事態ではない。Bリーグのように、団体のトップが明確なメッセージを出すべき段階にきているかもしれない。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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