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ドジャースの山本由伸が約3か月ぶりの復帰登板でカブスの今永昇太と投げ合い8奪三振の圧巻投球を見せる(資料写真・ロイター/アフロ)
ドジャースの山本由伸が約3か月ぶりの復帰登板でカブスの今永昇太と投げ合い8奪三振の圧巻投球を見せる(資料写真・ロイター/アフロ)

なぜド軍“女房”は山本由伸の8奪三振の圧巻復帰登板を「これまでより優れていた」と評価したのか…故障者続出で危機的状況だった先発陣に救世主現る!

 

 MLB公式サイトによると、59球の投球で、山本は11回の空振りを奪い、そのうち6球はスプリットで、ここまでのシーズン平均球速よりも1.7マイル(約2.7キロ)上がっていたという。残りの5球は、カーブで3球、ストレートで2球だった。また対照的に山本はスライダーを1球しか使わなかった。同サイトは「彼はスライダーを故障者リストに入る前のヤンキース戦の先発では13度投げていた」と紹介。スライダーに頼る必要がないほど、調子が良かったことを示唆した。
 開幕投手を務めたタイラー・グラスノー、クレイトン・カーショー、そしてチームトップの11勝をマークしていた新人右腕ギャビン・ストーンも7日に故障者リスト入りするなど、ポストシーズンを前に先発ローテーション崩壊の危機を迎えていたチームにとって山本が復帰してきた意義は大きい。    
 地元のロサンゼルスタイムズ紙は、「今季のドジャースは、投手陣の故障以上に悪いニュースはなかった。火曜日、彼らの上をふらついていた嵐雲が、ようやく部分的に少し晴れ始めたかもしれない。この数カ月で初めてチームはポストシーズンの先発ローテーションがどのようになるかについて夢を描くことができるようになってきたかもしれない」と報じた。同紙はロバーツ監督の「24時間前よりも今夜の先発ローテーションについていい感触を持っている」とのコメントを紹介している。
 またMLB公式サイトも「ドジャースは、喉から手が出るほど、枯渇する先発ローテーションに良いニュースを欲していた。山本の復帰は完璧なタイミングでやってきた」と山本の復帰がポストシーズンを戦う上での大きな戦力となることを伝えた。三塁のマンシーも「ヨシの復帰は、これから先の我々にとってとても大きなものになるだろう」と“世界一”を勝ち取るための重要なプラス戦力になることを口にしている。
 山本の次回登板は16日(日本時間17日)のブレーブス戦で、球数は75球にアップ。そのブレ―ブス戦も含めてレギュラーシーズンで3試合に登板してポストシーズンへ突入する計画となっている。

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