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大谷がキャリアハイの47号。メジャー通算218号となり韓国のメジャーリーガー秋信守が保持していたアジア出身選手の通算最多記録に並んだ(写真・AP/アフロ)
大谷がキャリアハイの47号。メジャー通算218号となり韓国のメジャーリーガー秋信守が保持していたアジア出身選手の通算最多記録に並んだ(写真・AP/アフロ)

「大谷翔平はAIロボットか」韓国メディアが秋信守の持つアジア出身メジャーリーガー通算最多本塁打記録「218」に7年で並んだド軍二刀流スターを絶賛

 

 たとえば『NEWSIS1』は、大谷の存在を「カートゥーン・ベースボール(漫画の世界の野球)」と形容しながらこう報じた。
「まるで漫画の世界のキャラクターのようなパフォーマンスを演じ続ける大谷が、またもや本塁打と盗塁の両方で数字を上乗せさせて、メジャーの長い歴史のなかで初めてとなる『50本塁打-50盗塁』に到達する可能性をさらに高めた。大谷は本塁打をあとひとつ放てば、アジア最多本塁打記録保持者のヒーローになる」
 さらに『Sports Seoul』は「あなたはAIなのか、それともロボットなのか」とユニークなタイトルをつけた記事のなかで、年間の最多本塁打数がレンジャーズ時代の2019シーズンの24だった秋信守をはるかに上回る数字とともに、盗塁を含めてスランプの類を感じさせないペースを刻んできた大谷を称賛している。
「どんなに明確な目標があっても、AIやロボットでなければ、人間は必ず揺らいでしまう。体調は毎日のように違うものだし、メンタルでムラが生じるのも自然現象だが、大谷だけは例外だ。彼はこの日のカブス戦で47本塁打と48盗塁へそれぞれ数字を伸ばし、これまでに『40-40』を達成した6人の選手で、ともに最多の数字をマークした。人間の限界をやすやすと超えている大谷の軌跡を考えれば、達成不可能な記録と位置づけられてきた『50-50』も通過点とさえ思えてくる。カートゥーン・ベースボールや、あるいはAIベースボールという言葉が出てくるのも無理はないだろう」
 ホセ・カンセコやバリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスとレジェンドたちが名を連ねる6人の「40-40クラブ」で、これまでの本塁打および盗塁の最多は、アルフォンソ・ソリアーノ(ナショナルズ)が2006年にマークした「46-41」だった。
 大谷はカブス戦で、そのソリアーノの本塁打数を上回った。韓国メディアの『my daily』は、25回連続で盗塁を成功させている大谷が、イチローさんが持つ日本人メジャーリーガーの最多記録56を更新する可能性があると報じるとともに、前人未到の大記録が達成される“Xデー”に関するデーブ・ロバーツ監督(52)のコメントをこう伝えている。
「マイアミのファンは喜ぶと思うけど、本拠地で達成するのは難しいだろうね」
 明日から10連戦に突入するドジャースは17日(日本時間18日)から敵地のマイアミでマーリンズと3連戦を戦うが、指揮官の「50-50」達成予想は、その3連戦。日米のファンと共に韓国のファンも大谷が歴史を塗り替える瞬間を待ち焦がれている。

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