一青窈さん(写真・西武ライオンズ提供)
一青窈さんが西武戦で「ノーバン」の“妖艶ハナミズキ投球”を披露
西武ファンで知られる歌手の一青窈さんが14日、ベルーナドームでの西武対ロッテ戦の前にミニライブ&セレモニアルピッチを行い、スタンドを盛り上げた。ライオンズブルーの限定ユニホームで戦う「西武ブルーシリーズ」の企画で、登場したゲストの一青窈さんは、ブルーのロングスカートに背番号「110」のユニホームを身にまとい、グラウンドの特設ステージで、まずはアコギとキーボードの生演奏でミニライブ。途中外野に移動しながらヒット曲の「もらい泣き」と「ハナミズキ」を抜群の声量で歌い上げて観客を酔わせた。
名曲「ハナミズキ」は、「今日は岡田選手の引退もあるし、みんなで、いっぱい応援して盛り上げよう!」と歌詞の途中に、この日が引退試合で「2番・捕手」で先発出場した岡田雅利(35)の名を入れ込んで惜別のメッセージに変えた。
一青窈さんは、その流れでセモリアルピッチのマウンドに上がり、正規のプレートのかなり前からだったが、綺麗なテイクバックを作ったフォームでノーバウンド投球をやってのけて大歓声を浴びた。ネット裏には野球をやっている息子さんがいたそうで「届け!とイメージして」投球したそうだ。
一青窈さんは球団を通じて「私は、物心がついたときから、お姉ちゃんがライオンズの帽子をかぶってライオンズを応援していたのでライオンズはとても身近な存在でした。なので、この場に立てたのが夢みたいでした。キャッチャーの古賀悠斗選手に、ボールが届いたのでうれしかったです」とコメント。
ロッテ戦に挑むチームに「ライオンズには、サムライ魂を燃やして、ガンガン上りつめていってほしいなと思います」とエールを送った。
だが、試合は一青窈さんの祈りも通じず0-1の惜敗だった。