「大谷翔平はGOAT(史上最高選手)だ!」NBA“レジェンド”レブロンやNFLスーパースターのマホームズらも歴史的偉業を祝福
ドジャースの大谷翔平(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場、前人未到の「50―50」を達成して一気に「51―51」まで記録を伸ばした。大谷は1、2回に盗塁を決め「48-51」とすると、6回に49号、そして7回二死三塁から記念すべき50号をライトスタンドに叩き込んで「50―50」を成し遂げた。9回にも3打席連続の51号2ランもマーク。6打数6安打10打点2盗塁の大爆発でチームも20―4で勝利し12年連続のプレーオフ進出を決めた。大谷の歴史的偉業にスポーツ界からは次から次へと祝福の声が届いた。
「この男は現実離れしている」
大谷がマイアミで強烈なインパクトを残して成し遂げた偉大なる記録は、野球界の先人、そして、スポーツ界全体に衝撃を与えた。
2001年に作ったドジャースのシーズン球団最多本塁打記録「49」を保持していたショーン・グリーン氏(51)は、1日でその記録を一気に塗り替えられた。
「ショウヘイ、ドジャースのシーズン本塁打数で新たな記録保持者になったこと、おめでとう。そしてさらに重要なことに50/50を達成したことを祝福します。本当に何と素晴らしい偉業でしょうか。これまでで最も偉大な選手で少なくともこの1週間はあなたと同じ一文に私も言及されることを光栄に思います。友よ、前に進み続けるんだ」
ドジャースの公式Xを通じて、そうコメントした。
アスレチックス時代の1988年に「42-40」を達成していたホセ・カンセコ氏(60)もすぐさまXにて反応した。
「初の50/50メンバー入り、おめでとうショウヘイ・オオタニ」「1988年に私は40/40のクラブを作った。35年後、ショウヘイ・オオタニが50/50のクラブを作った。おめでとう」
NBAのレジェンドやスーパースターからも祝福の声が相次いだ。
ドジャースと同じロサンゼルスに本拠地を置くNBAの元レイカーズのスーパースターで、現在は実業家としてドジャースの経営グループの一員に名を連ねるマジック・ジョンソン氏(65)はXに「ドジャースのオーナーグループを代表し、MLB史上初めて50/50シーズンを送ることになるショウヘイを祝福したい。ドジャースファンへ、我々はMLBの歴史の一部となる機会を得た!」と投稿した。
そのレイカーズでプレーするスーパースターでパリ五輪ではドリームチームに参加して金メダルを獲得しているレブロン・ジェームズ(39)はXに大谷の51号の動画を引用した上で「この男は現実離れしている!!!すごすぎる(拍手の絵文字)」とポストした。
NBAからは、他にもフィラデルフィア・76ersに所属し、2022―2023年シーズンにMVPを獲得し「The Process」の愛称で知られるジョエル・エンビードも自身のXに「そうだ。大谷はGOAT(史上最高の選手)だ」と書き込んだ。
また今年のスーパーボウルで2連覇に貢献したNFLのカンザスシティ・チーフスのQBで、10年7億ドルの大谷に抜かれるまで2020年に結んだ10年5億3000万ドルの契約が北米スポーツの最高額だったパトリック・マホームズ(29)はSNSに「正気の沙汰ではない!」とひとこと。マホームズの父のパット氏は元横浜ベイスターズでプレーしていた投手で彼は当時日本で暮らしていた。
テニス界からは、4大大会のすべてを制覇するなど女子テニス界の偉人となっているビリー・ジーン・キング氏(80)が「ドジャースのショウヘイ・オオタニ、MLBの歴史を作ったことを祝福します。50本塁打、50盗塁、1シーズンで」と記した。
もはや大谷は野球界の枠を超えた存在だ。