「ショウヘイがエネルギーを与えてくれた」9回に53号同点ソロの大谷翔平との“アベック弾”でサヨナラ演出のベッツが「53ー55」到達の同僚スターを絶賛
この日の大谷は、またまた凄かった。
1回にレフト前ヒット。3回にセカンド強襲ヒットで出塁するとベッツの打席で54個目となる二盗に成功。7回の第4打席にはライト前ヒットで出塁すると、またベッツの打席で55個目の盗塁を決め「52―55」に到達。続くフリーマンのライト前タイムリーでホームを踏み、4―5と1点差に詰め寄り9回の劇的な逆転サヨナラ舞台への下地を作った。
同紙は「周りの選手は低調だが、大谷はワンマンショーを演じてきた」とし、ここ8試合で、36打数18安打、二塁打4本、本塁打6本、19打点、12得点の成績を残し、さらに5試合連続盗塁を決め、その間7盗塁していることを紹介した。
またデーブ・ロバーツ監督も最上級の言葉で大谷を称えた。
「彼は今人間のようには見えない。彼にはミッションがある。それが見ていてわかる。彼は戦い続け、貪欲であり続けている。勝利を欲しているのがわかる。毎日、準備し、盗塁を決めよう、ヒットを打とうと躍動している。彼はシーズンで3割を打ちたがっていると思う。彼が、最初の数打席で反対方向へと打っているのがわかるだろう。3割を打ち、50本あまりの本塁打、120あまりの打点と多くの盗塁。彼とすべての時間を過ごしているわけではないが、これだけの集中が長い間続くのは考えられないことだ」
大谷は、53本塁打、123打点で、2冠をキープ、さらにこの日の5打数4安打で、打率を.301と3割に乗せてリーグ3位に浮上している。
またMLB公式サイトによると、この3試合で大谷を抑えきることができず、1勝2敗と負け越すことになったロッキーズのバド・ブラック監督は「彼はスーパースターだ。偉大な選手。彼は50本塁打以上を放っている。あれが彼の仕事で、ドジャースのやり方だろう」とコメント。勝ちゲームを逆転される原動力となった今季のMVPの最有力候補に脱帽し、敬意を示した。