「ショウヘイがどれだけ勝ちにこだわっているか…日々の勤勉さに感動」カーショーやマンシーらド軍仲間が地区優勝へ導いた大谷翔平を絶賛
「今彼はそれを実現したんだ。たった今、リアルタイムで。彼はここ数週間でショーを披露した。彼はなんという一年を過ごしているんだ。私たちは、大谷というサラブレッドに乗ってチャンピオンシップに行くつもりだ」
チームメイトはもはや大谷を神格化している。
三塁手のマックス・マンシーは優勝決定後に大一番に強い大谷のメンタルをこう表現した。
「彼にとってはどんな瞬間も大した問題じゃないんだ。彼がボックス内に足を踏み入れると、何か特別なことをやろうとしていると感じる。いつも言っていることだが、彼は我々を失望させない。信じられないよ」
ここ数試合の得点圏では、11打数でなんと10安打である。
ロバーツ監督も、大谷の常人ではない集中力を評価した。
「その瞬間(プレッシャー)が大きくなると、そこから逃げてしまう選手がいる。ただ(ドジャースの)選手たちは、それを受け入れているし、翔平は私が今まで出会ったどの選手よりも、これらの瞬間をうまく受け入れている」
大谷は「ヒリヒリした9月」を求めて6年間プレーしたエンゼルスを飛び出して、世界一に近いチームであり、志を同じにしていると感じたドジャースを選んだ。そのことを誰よりも、感じとっていたのが、ビッグスターのカーショーだ。
「彼がどれだけ勝つことにこだわっているかは明らかだ」
現在故障者リストに入っているカーショーは、こう証言した。
「彼のエネルギーを見るのは本当に楽しい。特にここ数試合の重要な試合では、彼は本当に、本当に(勝ちたいと)思っていて、ポストシーズンの可能性に興奮していた。それは素晴らしいことだよ」
同紙によると「今シーズン、カーショーは大谷がフィールド上でどのように魔法をかけたかの舞台裏を見てきた」という。
「彼(の普段の行動)を見ていると、彼がどれほど勤勉であるかがわかる。彼は、疲れを見せたり、感じたり、それを口にしたりすることがない。毎日が同じなんだ。彼は(右肘の)リハビリをしている。彼はウォーミングアップをし、ワークアウトをし、(ヒットを)打ち、盗塁をし、本塁打を打つ。自分の仕事をするんだ。そして次の日も全く同じだ。私はその彼の一貫性を高く評価している。細部へのこだわりと勤勉さに感動している。彼は、それを本当に上手に、多くの他の選手よりもうまくやっているんだ」
サイヤング賞3度の通算210勝投手を感動させるほどストイックな努力を大谷はフィールドの見えないところで続け「53―56」を実現し、チームを地区優勝へ導いたのだ。
レギュラーシーズンは残り3試合。大谷は「まだ試合は残っている。ポストシーズンに向けて、ゆるむことなく駆け抜けたい」という。
ロバーツ監督が、どう起用するかわからないが、大谷は本塁打で、あと2本と迫っている「55―55」への挑戦を続けるつもりだ。
そしてその先にポストシーズンの戦いが待っている。