大谷翔平は打率首位のルイス・アラエス(パドレス)にわずか4厘届かず3冠を阻止された(写真・AP/アフロ)
「アラエスが無安打に終わり大谷翔平が4安打することを願う」ロバーツ監督が最終戦での“大逆転”3冠王獲得シナリオ語る…4厘差で首位の“ライバル”は残り1試合に出場するのか
敏腕記者で知られるナイチンゲール記者は、自身のXに「ルイス・アラエスは日曜日にプレーする予定だと語り、3年連続で首位打者タイトルを獲得したいと願う一方で『大谷には多くのことができる』と認めている」と投稿。最終戦に出る意向を示したことを伝えている。
アラエスは200安打に残り1本。そこへのこだわりもあるだろう。地区優勝のかかったドジャースとの3連戦ではノーヒットに終わり、打率を落としたが、前日のダイヤモンドバックス戦では3安打をマークしている。
ESPNによるとロバーツ監督も「最終戦に出場する」と読んでいる。
「可能性は低いが、明日はアラエスがプレーすると思う。彼がノーヒットに終わり、ショウヘイが4安打してくれることを期待している。明日もビッグな一日を過ごせるかを見守ろう」
チームメイトも、大谷のミラクルの可能性に言及している。この日、3ランを放った大谷の“親友”テオスカー・ヘルナンデスは、こう言う。
「マイアミのように、6安打を打てれば、少なくとも首位打者と三冠王は争える。そうなることを願っている」
ヘルナンデスの言葉通り、大谷は「50‐50」を成し遂げた9月19日のマーリンズ戦で、3本塁打を含む、6打数6安打10打点の大爆発を演じている。4安打を打って逆転を成し遂げても不思議ではない。そして「55ー55」にも王手をかけている。大谷はレギュラーシーズンの最終戦でどんなドラマを見せてくれるのだろうか。
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