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初出場となったディビジョンシリーズのパドレス戦で2回に同点3ランを放った大谷翔平が吼える(写真:UPI/アフロ)
初出場となったディビジョンシリーズのパドレス戦で2回に同点3ランを放った大谷翔平が吼える(写真:UPI/アフロ)

「ショウヘイがチームに稲妻を注入した」ド軍の同僚マンシー、ヘルナンデスらがPS同点3ランデビューの大谷を絶賛…被弾のノーノー男は「誰がどう見ても…」完敗認める

 

チームからは流れを変えた大谷への賞賛の言葉が相次いだ。
 USAトゥデイ紙は、「デーブ・ロバーツ監督は、逆転打を放ったのはヘルナンデスだったにもかかわらず、チームを勝利に導いた勝因のすべてを大谷とした」として指揮官のコメントを紹介した。
「流れを取り戻してくれた。我々をただ蘇らせてくれた。初球から観客はのめり込んでいた。そのエネルギーを感じたし、ショウヘイもそれを感じたと私は思う。本当に大きな一打だった。彼はすべてを通して我々を導いてくれる選手だ。そして我々はそれに続いて、同じレベルでプレーしようとするだけだ」
 ロサンゼルスタイムズ紙によると、ヘルナンデスは、大谷の同点3ランの場面についてこう語っている。
「あれ以下のことは期待していなかった。彼はすべてを通して我々を導いてくれる選手だ」
 三塁手のマックス・マンシーも「彼はスタジアムに稲妻を注入してくれた。それから『そうだ、やらなければならない。ここ数年前までと同じではない』という気持ちになったんだ」と明かした。
 ドジャースは、2022年はパドレス、2023年はダイヤモンドバックスに2年連続でディビジョンシリーズで敗れている。昨年は1勝もできなかった。その“トラウマ”を今季からチームに加わった7億ドルの男が払拭したとマンシーは証言するのだ。
 ESPNは「大谷は一振りでポストシーズンのデビュー戦にあった大きな期待を満たした」と報じた上で、試合を締めくくったトライネンの声を紹介している。
「彼をこれ以上説明しようとはしない。ただ目にして楽しむだけだ」
 ショックを隠せなかったのは下馬評で有利とされていたパドレスだ。
 MLB公式サイトによると、大谷に手痛い一発を浴びたシースは「誰がどう見ても彼は偉大な打者だ」とリスペクトの言葉を贈った。
 今年7月25日のナショナルズ戦でノーヒットノーランを達成しているシースは「うまく決められなかった。そしてリズムに乗れなかった。数日間準備して、もう一度投げられればと思う。とても残念で、良くならなければならない」と続けた。
 またパドレスのマイク・シルト監督は、シースの高めへのフォーシームを失投だと指摘した。
「シースは1回に大谷をレフトフライに打ち取った最初の打席ではとても良かった。しかし(2回の第2打席で)誤ってストライクゾーンの高めにフォーシームを投げ込んで、大谷がその代償を負わせた。(必要なのは)しっかりと投球を決めることだろう。とても優れた選手たちに対してはさらに良い投球をしなければならない」
 そのコメントを今日6日(日本時間7日)に第2戦に先発するダルビッシュ有へのエールに変えた。

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