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なぜ「ミラ☆モン」日本王者の松本圭佑は1年9か月ぶりTKO勝利で消えかけていた世界戦チャンスを復活させたのか…父からの引退勧告…最強挑戦者との次戦が最終テスト

 

世界が甘いものでないことは、近くにいるスーパーバンタム級の4団体統一王者の井上尚弥を見ていればわかる。13、14日の有明アリーナで行われた7大世界戦は、試合が近いこともあり、WBA世界バンタム級王者の井上拓真の応援に駆けつけることはできなかったが、ライブ配信で見た。
「生中継を見てて世界チャンピオンは相当強いんだろうなと思った。 世界はずっと小さい頃から見ているし大変なものだということはわかっている」
 そしてこう続けた。
「全体的なレベルの底上げもしたい。緊迫感と駆け引き。今日は奇襲を受けたが、もっと完璧に防がないと、世界戦では、見えないパンチで終わってしまう。もっと完成度を高めなければならない」
 妻からは「今日の試合は80点」と満点はもらえなかった。
「足りない20点はディフェンス面。まだまだ課題があるでしょう」
 そうふられて松本は素直に「うんうん」とうなずいた。
 メインで2回KOで大橋ジムへの移籍後初勝利を飾った力石政法が、賞賛した大橋ジムという最高の環境に加えて、父と妻という強力タッグが「ミラ☆モン」の世界への道を後押ししてくれている。陣営のターゲットは、WBO世界フェザー級王者のラフェエル・エスピノサ(メキシコ)。モンスターが階級を上げてくる前にベルトを手にしなければならないという切実な問題もある。

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