「おそらくストライクは投げてもらえない」大谷翔平は米メディアも興奮の43年ぶりとなるヤンキースとの東西名門対決でドジャースを世界一へ導けるのか?
ジェシー・ロジャース記者は、「偉大さ(を大谷に期待したい)。彼は走者がいない時にはアウトを取られている。でも、それがどうだというのだ。彼はヤンキースタジアムの狭さを気にいるだろうし(メッツとの第4戦の)先頭打者本塁打で走者がいる場面でしか打てないという傾向も覆そうとし始めている。もしかしたらマウンドに立つかもしれない。チームは彼の復帰登板をワールドシリーズにしたくないかもしれないが、打者と対戦する準備はほぼ整っている。野球界では何でも起こり得る。いずれにしても成績スタッツの中に大谷の名前は出てくる」とした。
デビッド・ショーンフィールド記者は「54―59」の大谷がまだ盗塁を決めていないことに注目した。
「大谷がポストシーズンの11試合で残した3本塁打、10打点、11四球、12得点の数字をシーズンに換算すれば、44本塁打、145打点、160四球、160得点となる。シーズン終盤のとんでもない打撃を見た我々は少し非現実的な期待を抱いていたので、このとても優れたパフォーマンスも落胆の数字のように思われてしまっている。彼ができていない唯一の事は盗塁(1度試して失敗)だ。私は、重要な盗塁がワールドシリーズで得られると思う」
またチームの勝敗の展望に関しては、ホルヘ・カスティージョ記者が「ヤンキースはドジャースの投手陣を粉砕するレシピを持っている」と語るなど、故障者の続出で、先発投手陣が、ジャック・フラハティ、山本由伸、ウォーカー・ビューラーの3人しかいないドジャースが不利との見方が多くを占めた。
スポーツメディアの「ジ・アスレチック」はワールドシリーズでの注目選手を大谷とした。
「スーパースターたちが溢れるワールドシリーズで彼は最も際立って大きな存在となるかもしれない(身長の面ではジャッジに比べて大きくはないが)。記録的な10年7億ドル(約1054億円)の契約を結んだ彼が達成してきたことのように指1本で世界を変えられる力を持つ選手たちはこの野球界ではわずかしかいない」