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大谷は盗塁を試みた際に左肩亜脱臼を負い悶絶(写真・AP/アフロ)
大谷は盗塁を試みた際に左肩亜脱臼を負い悶絶(写真・AP/アフロ)

これも人格?「球界最高プレーヤーの怪我は誰だって見たくない」ジャッジら敵軍ヤンキースの面々も左肩を亜脱臼した大谷翔平の無事とNY登場を祈る

 

 第1戦で延長10回に劇的な逆転サヨナラ満塁弾を放ち、この日は、4番に入り2試合連続なるホームランをマークしたフレディ・フリーマンも、大谷の早期復帰を願った。
「情報はなく、怪我の状態はわからないが、戻ってくることを信じている。ドジャースは怪我をした私を支えてくれた。チームは今度も彼を支えるだろう」
 フリーマンは、9月26日のレギュラーシーズンの地区優勝を決めたパドレスとの最終戦で右足首をねん挫した。足の状態はベストではないが、チームスタッフの懸命なバックアップを受けて、負傷リストには入らずに試合出場を続けることができている。
 またショートを守るミゲル・ロハスも「無事を祈っている。いかにこのチームにとって大谷が重要な存在かを理解している」との願いを伝えた。
 大谷を心配しているのはドジャースナインだけではなかった。
 連敗して忸怩たる思いでいるはずのヤンキースの面々も大谷にエールを送った。
今シリーズで大谷との2冠王対決、MVP有力候補対決として注目を浴びたアーロン・ジャッジも、ライバルの怪我が心配でならない。
「球界最高のプレーヤーの大谷があのような怪我をすることを誰だって見たくない。盗塁を仕掛けると、誰でもあのような結果になる可能性はあるんだ。いい検査結果を期待している」
 自身は、ここまでシリーズ2試合で、6三振でわずか1安打と絶不調にかかわらずリスペクトするライバルがヤンキースタジアムに登場することを願った。
 ニューヨークメディアの「NJ.Com」が伝えたところによると、セカンドベース上で大谷にタッチをしたグレイバー・トーレスは「ただアウトにしようとしただけで、何が起こったのかよくわからなかった」と困惑の様子を浮かべ、「6番・一塁」でスタメン出場したアンソニー・リゾは、「彼がスライディングをして、そのまま、そこから動けなくなったのを見た」と、その瞬間を振り返ったという。
 リゾはこう続けた。
「彼が無事であることを願うよ。フィールドには最高の選手がいて欲しい。もし彼らがあのような選手を失ったら、それは彼らのチームにとっても大きな損失だ」
 この試合に先発した左腕のカルロス・ロドンは、「競技者として、また野球選手として誰かが怪我をするのを見たくはない。彼は本当に素晴らしい選手だよ。(もし出場できないのなら)彼らにとって厳しい損失になるだろう」と、大谷を気遣った。
 まだ大谷の精密検査の結果は明らかになっていないが、「ドジャーストーク」の番組ホストを務めるデビッド・バセーグ氏はXで「大谷翔平の左肩は今日『驚くほど良くなっている』と聞きました。チームは第3戦の出場を楽観視しています」との最新情報を伝えた。
 またUSAトゥデイの敏腕記者ボブ・ナイチンゲールも「ショウは第3戦に出場できそうだ」との見通しをポストした。

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