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  • 苦悩!「今は自分の仕事ができていない」なぜヤンキースのジャッジはWSで打率.083と大スランプに陥っているのか…3連敗で崖っぷちのブーン監督は第4戦も「3番」を動かさず
Wシリーズでヒットわずか1本と大スランプのジャッジだがヤンキースの主将してベンチから声を出す(写真:UPI/アフロ)
Wシリーズでヒットわずか1本と大スランプのジャッジだがヤンキースの主将してベンチから声を出す(写真:UPI/アフロ)

苦悩!「今は自分の仕事ができていない」なぜヤンキースのジャッジはWSで打率.083と大スランプに陥っているのか…3連敗で崖っぷちのブーン監督は第4戦も「3番」を動かさず

 

「ドジャース(の投手陣)は曲げて、曲げて、曲げて、彼がボールを追うように投げている。そのため速球が、実際よりも厳しい球に見えて、彼のタイミングが合わなくなっている。彼は、一発を狙うことを止める必要があり、これらのスライダーに、ただ食らいついて、(逆方向の)ライトや右中間にそのボールを運ぶようにしなければならない」
 ジャッジは外角のボールゾーンへの変化球攻めを徹底されている。
 25日の第1戦で3打席連続三振を喫したが、第1打席はスライダー、第2打席はナックルカーブに手を出し、第3打席は裏をかかれて、外角のストレートにバットが空を切った。
 26日の第2戦は山本由伸との対戦だったが、第1打席はスライダー、第3打席はボールゾーンにスプリットを落とされて三振。この日、3つ目の三振は、ブレーク・トライネンに三球三振。最後はまたボールゾーンへ曲がるスライダーだった。
 一発を狙いすぎて体の開きが早く、外の変化球に対応できない。 
 同メディアは、「落ちる、もしくは曲がる球への対応が、ジャッジにとって、このポストシーズンでの泣き所となっている。10月の変化球に対する打率は、レギュラーシーズンの.258に対してわずか.071となっている。これらの投球での三振率も3月から9月までの39.8%と比較して58.5%に上がっている」と付け加えた。
 ヤンキースのジェームズ・ローソン打撃コーチは「もう1スイングだ。大きな話題となっているが、私の見方からすれば、この選手は、野球界でプレーしてきた中で最高の打者の1人だ。ある一夜があれば、全てのストーリーが書き変わる」と、1打席のきっかけで、目覚める可能性があること示唆したという。
 崖っぷちの第4戦でジャッジは不振から目覚めることができるのか。
 ブーン監督は、第4戦で、打線のつなぎを意識したのか、ジャズ・チザムを4番に据え、ジャンカルロ・スタントンを5番に据える打順変更を行ったが、ジャッジの3番は動かさなかった。

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