米メディアが佐々木朗希のロッテの来季契約条件提示拒否報道を受けて早くも移籍先予想がヒートアップ…ドジャース、ヤンキース、メッツ、オリオールズなどの球団名が乱れ飛ぶ
続いてドジャースを本命視し「最も有名な日本人が2人いるディフェンディングチャンピオンチーム。大谷がいたことで山本の入団交渉の助けになった。佐々木が彼ら2人の働きかけを無視することは難しい」とした。
またヤンキースについては「オプトアウトしたゲリット・コールを除けば支配的な投手はいない。佐々木はワールドシリーズで敗戦した穴を埋めることができる」と説明した。
ヤンキースの争奪戦参加を報じているメディアが目立ち、ニューヨークポスト紙も、今オフにFAとなるヤンキースのファン・ソトの去就に関連づけて、「佐々木は25歳未満であるため、マイナー契約しかできず、どの球団にとっても手頃な価格だ。特にソトを残留させた場合、ヤンキースにとって価格は重要となる」と伝えた。
スポーツサイトの「エンパイアスポーツメディア」も「ヤンキースは時速102マイル(約164キロ)の速球を持つ日本の投手を攻略できるかもしれない」との見出しを取って、その可能性を報じた。
23歳の佐々木はメジャーが海外の有望若手選手の“青田買い”に歯止めをかけるために定めた“25歳ルール”にひっかかる。各球団の契約金には制限があり、ドジャースに12年3億2500万ドル(約494億5000万円)で移籍した山本由伸のような巨額なマネーゲームにならない。資金力のない球団にもチャンスが出てくることになるが、むしろ逆でヤンキースやドジャースなど高額選手が揃っているチームは、贅沢税との関係で、さらに巨大な契約が必要な選手に手を出しにくく、佐々木のように例外的に資金をかけずに契約できるトップクラスの投手は絶好のターゲット。ヤンキースはファン・ソトの引き留めに10年5億ドル(約760億7000万円)もの金額が必要とされ“25歳ルール”で“安い”佐々木は魅力的なのだ。
MLB公式サイトは今オフにFAとなるトップ25選手をランキングし、佐々木をボーナス編としてそこにつけ加えた。同サイトも、その点に注目。
「山本のメジャー移籍は昨オフの入札合戦を引き起こした。日本から佐々木がやってくる場合も同じように盛り上がるだろうが、彼の年齢はフリーエージェントの熱狂を防ぐだろう。25歳未満の選手で、米国外のメジャーリーグでの在籍期間が6年に達していない選手は、MLBの国際アマチュア契約ボーナスプールルールの対象となり、契約に上限が設けられる。大谷翔平は2017年に同様の状況に直面し、エンゼルスと231万5000ドル(当時レートで2億6000万円)で契約した。日本での最初の4シーズンで防御率1.95を記録した佐々木は、もし起用されればトップクラスの先発投手の一人になるだろう」
同サイトは獲得の可能性のある球団として「ドジャース、オリオールズ、ヤンキース」の3球団をあげている。